売上、原価、経費、営業利益を見える化した本
★★★★☆
たまたま駅の販売店で手にした文庫本であるが、侮れない。
実によくできている。
各社の売上高を一律1000円に置き換え、売上から営業利益までを同業他社比較している。
原価や経費はかなり詳細に書いてある。
さらに、一店舗の平均売上高や従業員の平均給与等も書いてある。
この価格でこの内容、是非多くの人に読んで欲しい。
ただし、PLだけではなく、BSも比較して欲しかった。
この価格ではさすがに難しいだろうが、次作に期待したい。
データ本です!
★★★★☆
「利益の出し方」に関するノウハウ本やハウツー本ではありませんでした。
現在の日本を代表する小売店や飲食店に関するデータ本です。
その店の売上や利益率、粗利などのデータが詳細かつコンパクトに開示されています。
なるほどね〜と関心させられる内容にはなっています。
自営業者の方が優良企業の利益の出し方を真似して経営改善を図る際の一応の道しるべにはなるかもしれません。
また、見ようによっては株投資をされる方の判断材料としての使い方のほうが適切かもしれません。
事業を始める場合。
★★★☆☆
小売や飲食の事例が多いのだけれど、
どこもとても利益率が低い。
その中でABCマート、ユニクロ、ニトリの
利益率の高さは際立っていた。
飲食の多くはいろんな種類の店舗を展開し、
リスクヘッジしているってことか。
事業を始める場合、
小売や飲食で店舗を出すのは適切ではないことはわかった。
利益率が下がってしまうから。