企画としてはすばらしい。内容はもう一歩かな
★★★★☆
企画としてはすばらしいと思います。
20代後半に結婚した人ならそろそろ子供が幼稚園に行って
何かしよーかなと思うころ
独身でバリバリやってても、ワタシこれでいいの?
とお悩みごろ。
そういう人たちがわんさかいそうな33歳。
目の付け所がいいです。
内容もなかなかいいです。
軽い文章ながら、なかなか冷静に現状を見ています。
また、紹介している職業ごとに現役の方にインタビューを
しているので、実際になってみたときの自分をイメージしやすいです。
★一つ減らしたのは
33歳では再チャレンジが無理そうな薬剤師とか
(今から巨額投じて6年間大学生活送るという人はいないだろう
本書でも資格ありが前提だった)
それは本当に役立つの?と思うような資格(野菜のソムリエとか)
あと、法学関係が社労士しかなかったので
行政書士とか司法書士とかのインタビューも読んでみたかったです。
世代格差を克服できるんだろうか?
★★☆☆☆
この本が出版された2004年から、2007年の現在までの数年間にでさえ、
働く女性に対する社会政策や人々のまなざしというものはずいぶん変わってきたなあ、と感慨。
この本の出版された就職氷河期末期には、企業に受け口がなかったため、
いわゆるビジネススキルを身につけて正職員に、という王道が成り立たなかった。
そのため、スロー文化がウケけ、自分探しと仕事の両立が、
趣味で食べて行けるような幻想へと立ち向かわせたのではないか?
本書にも、夢いっぱいのカタカナ職業が山とあふれている。
しかし、冷静に足元を見つめてみると、ほんとうに、老後まで食べ続けていける職業はいくつあるだろう???
景気が回復し、少子化すなわち労働者不足がコンセンサスとなった今、新卒は金の卵。
そして、この本のタイトルにもなっている33歳あたりの女性には、
パートなどの非正規雇用で、家事と両立させながら働いていただこうという
企業や政策の思惑が見え隠れする今日この頃。
しかし、正社員パートナーがいる既婚者はいいが、独身者はまちがいなくワーキングプア。
個人差はあれど、生まれた時代で大きく格差が開く状況に、氷河期世代は希望を持ちつづけられるのか。
もし、今、プア脱出のための「33歳からのハローワーク」が書けるのならば、ぜひ、新版を見てみたい。
だんかいーナの呟き
★★★☆☆
転職は33歳からでも間に合う、頑張れというメッセージが込められていて、私はもうダメだなんて勝手に決め付けないでやってみようかなと思わせてくれました。ただ職業例のアニメーターは十代ぐらいなら薦められるかもしれませんが三十路から入るのはキツいのでは?と思いました。
仕事で疲れてても元気が出てくる!
★★★★★
年齢だと「とらば~な」でも大学1年だぶったので実際は「バブリ~ナ」な私。運良く就職し結婚もし子供も産まれ、仕事もフリーでやらせてもらっています。これまで現場の声を聞ける本ってなかったですよね。だから心強くもありまたこらからの自分のために学ぶこともあり。平然と「仕事だから」を理由に好き勝手できる男に生まれ変わっちゃる!と思ってたときもあったけど、女性だからこそ、じっくり自分と向き合えることも多いのねと気付かされたように思います。自分の生き方に自信を持って生きていけそうです。
私たちのための実用書
★★★★★
私は74年生まれの「だんかい~ナ」。
同世代の人たちが私と同じように感じていたと、共感しながら読みました。
今の時代は、職業や生き方について選択肢は増えたけれど、その分不安はいつも付きまとっているように思います。だからこそ、それぞれの職業の「今」には、とても興味があります。
そして、経験者たちの声や、(難しい言葉でなく)わかりやすい説明は、とてもありがたい。
忙しい毎日の中でも、さくさくっと少しずつ読めます。
現在を認識した上で、さらに次のステップに進む足がかりとなるこの本に出会えてよかった!!