プレップシリーズならではのコンパクトさで電車内や移動中でも手軽に読み進められます。内容面も非常に分かりやすくしっかりと書かれているので、頭に入りやすく感じました。
破産法は苦手だったのですが、本書を読んでみて苦手が解消されたと思いました。あくまで個人的な感想ですが…。ただ、難しい基本書を読み始める前に一読をすると理解の助けになると思います。入門書として、まずは本書から読み進めてみるのがお勧めです。

破産法とは何かということを一通り把握するのに適当な本。数時間で一読できるため、学生初学者のみならず、企業法務に携わる人間で初めて破産法に接する場合も有効である。

これで一通りを把握した後、理論の詳細については伊藤眞、実務対応には大コンメンタールで考えていくと良いだろう。

本書は、破産法の基礎を丁寧に教えてくれる優れた入門書です。

コンパクトながら、手続きの流れ、条文の趣旨、重要な論点、判例について触れられており、
本書をじっくり読むだけで、かなり破産法の基礎には自信をもてると思います。

以下は参考ですが、私は、本書の記述の重要部分や具体例などは条文の余白に書き込みました。
これによって、条文の素読のときに、基本知識もしっかり喚起できます。もしよかったらやってみてください。

倒産法の初学者は、本格的な基本書に入る前に、本書でしっかり基礎を固めるといいと思います。
すごくわかりやすい良書ですよ