ハンフリー・ボガートは確かにカッコ良かった。常に固く、変わらない表情。強引な接吻。冷静な推理。
　
「マルタの鷹」という秘宝を巡る物語は、二転三転して終末へと向かってゆく。

少し古い作品だけあって、最近の映画とは雰囲気も違うし、テンポも違う。だからなのか原作を読んでいないと今何が起きているのか理解するのに少し苦労した。三時間近くある大作である上に、推理が主要なテーマなのでちょっとでも油断していると話についていけなくなる。

モノクロの渋い世界に浸る準備として、十分な鑑賞時間（この映画は長い！）と静かな鑑賞スペース（見ている時は他の物事に気を取られてはいけない！）が必要になってくるでしょう。ブランデーの香りでも嗅ぎながらゆったりと楽しむと良さそうな映画です。
　

この映画が傑作であることは間違いないのだが、いかんせん画質が悪すぎる（と思う）。
昔のVHS（SVHSではなく）の３倍モードのような解像度で、折角の名作が興ざめも甚だしい。
字幕の文字も小さすぎる。
このシリーズの他の作品とともに購入したのだが、話の中身さえ分かればよいというならと
もかく、画質を重視するファンにはとてもお勧めできない。

名作の誉れ高い映画だが、一度見ただけでは、多分、ストーリーについて行くのが精一杯で、この映画を味わうというところまではいかないと思う。

事実、「映画」というよりは「芝居」に近く、物語の展開も、また事件の真相も、そのほとんどが登場人物のセリフによって説明されていく。そして、その展開が速いので、内容を理解するのが、かなりしんどい。

無論、それは無駄な場面や会話がないということの裏返しだが、今のハリウッドの映画に馴れた視聴者には、やや退屈に感じるかもしれない。

ハンフリー・ボガードは確かにカッコいいが、それとて彼の「伝説」を知っていればこそだろう。したがって、決して、多大な期待を持つことなく、そして、決して一度でこの映画の良さを分かろうとはせず、何度もじっくりと見返してこそ、初めてこの映画の良さが理解できるように思う。

かつて皇帝に献上するために制作された「マルタの鷹」。
その至宝は歴史の中で失われ、未だ行方知らずとなっていた･･･

私立探偵サム・スペードが、マルタの鷹の謎を追うというストーリー。
殺人事件に巻き込まれる探偵というシリアスな展開の中で、
歴史に埋もれた宝というロマンあふれる題材が光る。

ハードボイルドのイメージを決定づけた、ハンフリー・ボガートの演技が格好いい。

…paid tribute to Charles V of Spain, by sending him A Golden Falcon encrusted from beak to claw with rarest jewels…”

The Falcon was lost in time.
Our mystery begins when a beautiful but enigmatic woman (Mary Astor) shows up at the Spade and Archer detective agency. She gives them a story that is implausible; however they are well paid. This leads to the death of Archer.
Who did it and why? The police suspect Sam Spade.
Who do you suspect?
As the story unfolds many interesting characters (suspects) show up and the story takes different turns as the mystery of the missing falcon continues.

I will not go through the whole story However there is many well know actors and Hammett dialog.

Be sure to view the earlier version of this story “Dangerous Female” (1931); you will get a different view.
Sam Spade (Ricardo Cortez)
Ruth Wonderly (Bebe Daniels)