面白くて、一気に読了!
★★★★★
銀行員が校長先生?
フムフム、こりゃ面白いぞと読みはじめた。さほど名門とも思えぬ(失礼!)千葉の田舎の高校が、生徒も教師も校長も一緒になって変わり始めたぞ。男子生徒の「どうせ俺らバカだから…」の正直なひと言に目頭が熱くなった。この子たちを、教師を、学校を改革していこうとする安川氏の実録に興味津々。読書も進路指導も教師達の意識改革もすべて具体的な例で示されているのが実にいいじゃないか。
自然科学好きの私には付章(これが第1−8章より長いのだ)の「校長室だより」が一番ワクワクさせられた。脳の働き、食べ物、象とノミ、ヤンキース松井選手、チャレンジ精神…これらは学校教育の枠を超えて、広く一般社会に通じる内容が満載だ。
まあ、いっぺん読んでみなはれ。ごっつい、面白いから!!