良くも悪くも木下さくら
★★★☆☆
魔ロキ連載時からのファンです。
こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、私は個人的にこの方の絵は好きですが漫画はあまり好きではありません。
絵も設定もキャラも凄く凄く魅力的なのですが、どうにも漫画が下手なんですよね。
特に短編はそれが顕著に表れていると思います。(初期のころの作品ということもありますが)
好きなことを描いているんだなっていうのは分かるんですが、どうにもそれを消化しきれていない。
木下先生の頭の中でお話を先へ先へ考えすぎていて場面が説明不足で読み手が置いてきぼりにされてしまうような…。
コマの中でも重要なシーンに限ってさらっと描きすぎてしまっていたり変なところで演出過剰だったり、やっぱり説明不足だったり。
なんだかとっても惜しい。
それでも私含め熱烈なファンが多いのは上記以外の部分の圧倒的な魅力が勝っているせいでしょう。
絵で読ませてしまえる力を持っているだけに、この魅力的な世界観を失わずに漫画としてももう少し丁寧に描いていただければ…と。
7本入り
★★★★☆
木下先生の初短編集です。木下ファン…特にロキファンな私には嬉しい一冊でした。
彼らの名前は微塵も出てきませんが 笑
短編集なのでガンガン時代くらいのトキに書かれたお話もあります……。
その中の
ヤングアワーズレイトショウ
というお蔵入りマンガ……2話までで切られてて、続きが気になります…。
ちなみにこのマンガ
ハードボイルドスクランブルエッグ PART1
ハードボイルドスクランブルエッグ PART2
ニューパラダイス
天然ワンダフルライフ
nagisa
ヤングアワーズレイトショウ 第1話
ヤングアワーズレイトショウ 第2話
の計7本入りです。
★をひとつ減らしたのはあるキャラの絵がちょっと満足できなかったからです。…和実君…。
このレビューを見てる…というコトは少なからず興味がおありでしょう。
ぜひ買ってみてください。