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襲われた幌馬車 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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良心的なウェスタン ★★★★☆
『アラモ』のリチャード・ウィドマーク主演、『決断の3時10分』のデルマー・デイビス監督ということで期待が持てるウェスタン。アパッチ族の襲撃で家族を失った白人の子供たちを苦境から救おうと奔走する犯罪者の男。そんな風変わりなプロットが面白い。しかも、ウィドマーク演じる犯罪者は白人なのにも関わらずコマンチ族と生活を共にしていた変わり種という設定も面白い。

迫りくるアパッチ族の追撃をかわしていくうちに成長していく子供たち、そして男の過去が次第に明らかになって・・・。そのあたりの運びは風景の美しさと編集の小気味よさも手伝ってなかなか情緒があり素晴らしい出来。迷い多き子供たちにインディアンの教えを説くウィドマークが、優しげで頼もしくとてもいい。欲を言えば、もう少し子供たちの人物造形が深ければより完成度が上がった思います。

逆に編集の小気味よさが仇となったのは後半部分。いよいよアパッチ族との決戦というとき、それがあっさりと終わってしまった感があります。戦闘のシーンからラストの法廷シーンへの場面展開はいささか強引といってもいいほど淡白な編集。もう少し上映時間を長くして後半部分をじっくりと描けば人間ドラマとしての深みも増したのでは。

しかし、デイビス監督の演出はいつもながら的を得ており、ウィドマークの男の魅力が堪能できる良心的なウェスタンではあります。ウィドマークはチョイ悪な感じのタフガイを演じると右に出るものはいないほど格好いいし、特に本編では父性的な優しさを垣間見せるのが魅力です。
多くの洋画ファンを作ってきた大声優さん達の若き日の仕事ぶりとの再会に感無量! ★★★★☆
なんと!この映画のDVDが発売されていたとは!!少年の頃にテレビの洋画劇場で、映画を吹き替え版で見ることが多かった自分にとって、この作品はもしかしたら2度と目にすることはできない映画なのか!?と、半分あきらめていました。

CGなど、影も形もないころに、当時の誰もが本当に目にすることを憧れたはずの大西部の一日の長さと乾いた大自然の美しさ・・・そのすべてをまさしくオールロケで見せてくれた「襲われた幌馬車」は、映画の底力を感じさせる良き時代のハリウッドが残してくれた貴重な一本といえます。

この作品よりも前に、「アラモ」でジョン・ウェイン扮するデイビー・クロケットと友情を分かち、あのアラモの闘いで壮絶な最後を遂げる荒削りで型にはまらない西部の男、ジム・ボウイ大佐を演じたリチャード・ウィドマークの好漢ぶりに心酔した僕は、真夜中に再放送された「襲われた幌馬車」をひとりで見、砂埃にまみれたブロンドの髪にあの斜に構えた目つきと気迫と凄みの中にどこか安心させる雰囲気を醸すリチャード・ウィドマークという役者の存在感に完全にやられてしまいました。

さて、テレビで映画を見ることが多かった世代の宿命として、字幕よりも圧倒的に吹き替え版による映画鑑賞が多かったというのは言うまでもありません。当時はまだまだ西部劇が人気をはくしている時代で、この「襲われた幌馬車」もそれに違わず吹き替え版での記憶です。というわけで、この映画が強く印象に残ることとなった背景に、この映画で吹き替えを演じている声優さんたちの存在は、自分にとっては大変大きなものです。古い洋画作品のDVDの場合、日本語吹き替えが中途半端に途切れ途切れであったり全く無かったりすることもありますが、うれしいことに今回のDVD化には、まさにあの時テレビで見た時と同じ、1973年6月22日放映 ゴールデン洋画劇場日本語吹き替え版を72分も伴っているということを知り、小躍りしたいほどです。

リチャード・ウィドマークを演じた大塚周夫さんの独特の絞りの利いた声、そして後には宇宙戦艦ヤマトのスターシアを演じ、ある意味伝説的な美しさを感じさせる故・武藤礼子さんをはじめ、一時代を築いてきた大声優さんたちの仕事ぶりが、確かに日本における多くの洋画ファンを作ってきたことを証しするこのDVDはまさに貴重な一枚であると感じているのは、多分僕独りではないはず・・・そう思ってます。
☆リチャード・ウィドマークが硬骨漢ぶりを発揮した西部劇! ★★★☆☆
☆鬼神を思わせる無骨な風貌が印象的な性格俳優、リチャード・ウィドマークが、勇猛果敢な大活躍を見せてくれるエネルギッシュな痛快西部劇。幼い頃に親と死に別れた、コマンチ・トッド(リチャード・ウィドマーク)はインディアンのコマンチ族に育てられた白人という設定に、この作品の重要性が示されている。トッドはコマンチ族の彼女と結婚して子供も生まれ幸せな生活を送っていたが、非情にも冷酷なハーパー4兄弟に妻子を殺され、復讐に燃える日々を過ごしていた…。そして、トッドはその内の3人を射殺したが、あと1人残る保安官のブル・ハーパーに捕らえられてしまう。殺人犯として馬車に引きづられ絞首台に連れて行かれるトッド。そこへ通りかかったのはトゥーソンへ向けて移動中だった東部からの移民たちが乗った幌馬車隊。その夜に、凶悪なアパッチ族の襲撃を受けたものの、奇跡的に助かったトッドは、同じく、生き残った移民の若者6人を安全な町まで護衛する事を決意をするが、行く手にはアパッチ族の大群が待ち受けていた!。という、物語。本来ならば、シンプルな内容の筈の構成に、複雑なリアリズムと人種問題を織り混ぜた為に、正直、ぎこちない部分もあるが、スムーズに展開されるので退屈することはない。東部からの移民=(若者6人)と、トッドとの間に芽生える熱き友情や、人間模様も興味深い。西部劇ではお馴染みの広大なアリゾナの聖地、セドナの壮観&風景も素晴らしく見応えがある。アクションもすこぶる充実しており、手に汗に握る追撃戦が凄味たっぷりに描かれているので、ご機嫌になれる。危険極まりない見せ場も用意されている。暴力描写も強烈で、圧巻。デルマー・デイヴス監督の馬力ある演出もよろしい。近寄りがたい雰囲気?とは裏腹に正義感の強い硬骨漢ぶりを発揮した、リチャード・ウィドマークの魅力が最高の西部劇です!☆。