萌える対象は違いますが。
★★★★☆
サラっと読了。この世界には全くもって疎いんですが、著者の「ヲタク」気質・嗜好・行動スタイルの描写がおかしくて何度も吹きだしそうになりました。曰く、オタク同士でしか通じないボキャ、グッズ・雑誌・チケット代を「限界」まで支出(ジャニーズ事務所は江戸幕府・笑)、「卒業」する人・きっかけ・できる人できない人・・・etc。
自分にもヲタク=パラノイアな気質があることは重々承知しているので、分野は違えどウンウンと共感するところが多く。でもやっぱりアレですね、本人は夢中になっているから往々にして気付かない(気付こうとしない)のかもしれませんがやっぱり傍から見ると相当イタイですね(笑)著者は長年のジャニヲタ歴でその「イタさ」をよくわかっているのでそれを逆手にとって笑いに昇華させている。
実は著者も終始一貫筋金入りのジャニヲタだったわけではなく、何度か一時的な卒業を経験し、全身全霊のめりこみ、「担当」タレントを追っかけて移住までする「ピーク」を経験して、現在は「ある程度距離をおいて眺めているだけでいい=達観」の域に至っています。あくまで自分の生活優先で節度をもって楽しむならヲタク大いにいいんじゃないの?こんなに夢中になれるものがあることは幸せ♪・・でもホドホドにね♪
読んで楽しいマニア道。