インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

完全復刻版 新寶島

価格: ¥2,000
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館クリエィティブ
Amazon.co.jpで確認
時代の扉を開けた記念碑。 ★★★★★
歴史を動かした書籍というものが時々話題になります。
「聖書」「種の起源」「資本論」「沈黙の春」・・・。
日本の歴史を動かした書籍ということであれば、この本はかなり有力な候補になるのではないでしょうか。
戦後、焼け跡、闇市の時代。りんごの唄、赤バット・青バット、空手チョップ等と共に、今の日本という国に向かう扉を開けた書籍であることは間違いないと思います。
藤子不二雄のお二人が、絶賛していますので、この作品のことは想像が膨らみすぎているかもしれませんが、一度は是非お読みになるべきかと思います。
冒頭のカットを目にして、「あぁ、これか」と目頭が熱くなるような思いです。
この復刻版は、読本が付いています。
浦沢直樹、藤子F不二雄、藤子不二雄A、横尾忠則の4人のクリエーターの方々は、この本の衝撃度を書き止めておられます。
他に、竹内オサム(同志社大学教授)さんが、「新・寶島」にまつわる謎について。評論家の中野晴行さんが、原作者、酒井七馬氏について詳細を書かれています。
歴史的一冊となったことで、様々な伝説が生まれました。この読本で、それも学ぶことができます。
正直な話、個人的には、もう少し時代が進んだ頃の手塚先生の絵の方が好きです。まだ、未完成な気がしますが、読者の目を惹き付ける吸引力のようなものは大いに感じます。
この作品は、手塚先生にとって、モーツァルトが初めて作曲したオペラ「ポントの王 ミトリダーテ」に当たると思われます。
すべての始まり、そして父子相克。 ★★★★★
いうまでもない、日本の漫画・アニメのいわば原始、である。
原始であるが故のその後の複雑な相克は、今にある僕らだから見うるのであり、この稀有の書が成立した時、その書自体は自らが持つこととなる影響を知らず、その後の膨大で芳醇な影響の中、金字塔の様に、激流の中の灯台のように、大河の源泉のように無垢に屹立するのみである。激流の中で勃興した巨大な大陸たる宮崎駿はその複雑な思いを述べる(09年4月読売新聞)。”手塚さんが見せてくれた未来は、明るいだけの未来じゃなかった。モダニズムとは、繁栄や大量消費と同時に破壊の発明である”。そしてその後、ヒューマニズムだけで商売した手塚のアニメを切り捨てる。少年時代、手塚のアトムがバイブルであった僕は悲しくも納得する。
しかし一方で、現代の巨匠のこの始祖たる巨匠への複雑な思いの吐露は、この原始たる書の存在の凄さを逆に示す。なぜ人類が生まれたのかに興味が尽きぬように、絵を以って表現する事の理由を考えるひとには、本書の一読が必要であろう。
奇跡の復刻版! ★★★☆☆
全集のリメイク版しか実際に目にしたことがなく、やっと原版を見ることが
できて感慨無量。たしかに今日の目で見れば古さを感じますが、やはり
「ここからストーリー漫画が生まれた」の逸話の作品だけに、その“動き”は
アニメーションを見るかのように感じる部分はあります。
当時は“衝撃”だったんだろうなと想像するしかありませんが、手塚ファン以外
でも、持ってて損はないコレクターズ・アイテムです。
大変素晴らしい復刻版でした ★☆☆☆☆
当時、原本あるいはその後の版はおそらく小学生時代にどこかで読んだ覚えはあるのですが、この原本が大変に希少価値のある、しかもマニアでは数百万円もするとか聞いていましたので、今回2000円程度での初版本の復刻版が出版されたことは本当に良かったと思います。
手塚氏自身はこの本を嫌っており、1984に「新宝島」として全面的に描き変えられ、
講談社の手塚治虫全集におさめられたとのことであり、こちらの方も中古本にて
購入しました。
それぞれ比較して読みました。
最初の酒井七馬原作・手塚治虫作画の「新寶島」の新規性、先進性とその素晴らしさ
がよく分かりました。
やはりこれは現在のストーリー漫画のバイブルではないかと思いました。

昔々、手塚治虫の漫画にショックを受けた漫画家志望の
還暦を大分以前に越えた京都に住まいする者の感想です
やっと読めた! ★★★★★
幻のマンガをやっと読むことができました!講談社の漫画全集版に納得できない、さりとて古書価格ウン百万なぞ購入はおろかお目にかかる機会もない−同じ思いだったファンの皆さん必読です。是非全集版と読み比べてみてください。ありがとう小学館!