インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

マーケティングマインドのみがき方

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 東洋経済新報社
Amazon.co.jpで確認
モチベーションアップのために ★★★☆☆
「マーケティングマインドの磨き方」というタイトルはよくできてると思う。この本は理論寄りでも実践寄りでもなく(後半はともかく)、有名企業の成功例を列挙しながら、顧客のニーズにどう応えるこをあくまで著名な成功例に即して述べていく。セグメンテーションとかいろいろ書いてあるけど、著者も認めている通り、STPにも限界がある。そして有名企業の通りにやれば成功する訳でもない。登場する企業もファッションとか車に偏っていて、消費者の嗜好と勝負するような業界(それこそマーケティングがモノを言う世界なのだが)においては面白い読み物として読めるのではないか。マーケティングマインドというが、よしウチもとやる気にはなると思う。

後半も広告予算の切り方とか関連のお話が続くが、全体として散漫になった感が否めない。前半のマーケティングモチベーションアップ話+αで充分だったのではないだろうか。冒頭にわかりやすい銀行や携帯電話業界の批判をもってきているけど、利便性批判は本論とは無関係。
若いマーケッターやマーケティングを志す人にはお勧め ★★★★☆
元マーケッターであり、マーケが大好きな戦略コンサルタントが、御自分の考えるマーケティングとマーケッターのあるべき姿について書いた本。

まず冒頭の「優れたマーケッターは街で起きている事に興味を持つべき」、および最後の「日本の企業はグローバルという意味でのマーケティングではかなり遅れている」という箇所に激しく共感。日本企業のマーケティングの弱さ、またマーケッターの弱さは、改革が必要。

基本的にはマーケの初心者向けに、セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング・ブランド等、マーケの一般の切り口を、豊富な事例で、とてもわかりやすく解説する内容。 ただし、この本を際立たせているのは、登場する事例の多さと幅広さ。最近の事例から昔の有名な事例まで、消費材から自動車や金融まで登場し、「あの広告には、あーいう背景があったのか!」という種明かし的な内容も。著者の得意分野である、アパレルや流通関係の事例も豊富。また登場する事例に関して、ただ紹介して終わるのではなく、「私は、こうした方がよいと思う」と著者の意見をきちんと述べているのが素晴らしい。

また、著者の人間性や考えが綴ってあることも、本書を親しみやすくしている。例えば「息子に毎年とロイヤル・コペンハーゲンのイヤープレートを買ってあげる」という、やたらセレブだけど、家族を大切にする一面がかいま見れるし、著者の映画やファッションへの愛着も理解できる。

というわけで、読み物として面白い、特に若いマーケッターやマーケティングを志す人には良い本だと思うけど、マーケの目的のひとつであるべき「収益向上」についてあまり触れられてないこと、基本的に著者の見識や見解を綴ったものであり、第6章のマーケティングROIの章だけは明らかに読者層が違うので、☆は本来なら3つ程度だが、最後の章にある日本の高額所得者(1億以上稼ぐ人が1万7千人もいる!)の「収入源」の分析、「ルイ・ヴィトン」や「エルメス」の強さの源泉をあぶり出したブランド調査、また日本のヘアケアの価格別/ポジション別マップを、個人的にとても面白く読んだので、☆は4つ。
視野が広い ★★★★☆
事例がたくさんあり、著者自身の経験・私見もふんだんに盛り込まれているのがいい。
もちろん踏み込んだ分析法などを期待するものではないが、
自動車、ユニクロ、化粧品などカバー領域が広いので「なるほどなぁ」とうなる部分が多い。

そのほか、著者の方は映画やワインも好きなど、視野が広いという印象。
そんな視点で世の中を見られると面白いだろうなぁと思わされる。

後半、やや書き散らしてまとまっていないところもあるが、
これからのマーケティングを考えるうえでは非常に気づきの多い本だと思う。
マーケティングの基本は人間への興味 ★★★★★
一般的なマーケティングの手法を紹介した本や米国大家の理論を解説した書籍とは
チョット違う入門書。加えて、本人がコンサルティングとして得た知識・経験やマー
ケターとしての鮮度を高めていくためのマインドについてタイムリーな話題で紹介。
入門書としてだけではなく、それなりに経験を積んだが成長の壁を感じている人にも
得るものが多い良書と思います。

内容は、いたってシンプル
「マーケティングとは顧客を喜ばすこと(驚きの価値を提供)であり、その為には
誰に何をどう売るのか明確にすること。常に顧客に関心を持ち顧客の声に耳を
傾け、あるときは顧客をリードすること。マーケティングの限界あるいは功罪を
理解し、顧客も街も変わるのにあわせ自分をリニューアルしていくことが求めら
れる。」

そう「マーケティングの基本は人間への興味」なんですよね。この当たり前のこと
だがなかなか実践できないことを、実に判りやすくかつ深く紹介しており興味深く
読ませていただきました。

後半部の日本のメーカーの伸び悩み要因を「今までより進化した商品」を提供
したがる「誇り高き頑固者の発想」としそれを替えることが日本のマーケターの
役割とされる辺りは本当に同感です。テーマを絞った内容の続編を期待したいですね。
スタンダードなコンセプトの本質を丁寧に語った本 ★★★★★
なじみやすい具体例が多く、内容そのものもとても面白かったのですが、もっとも感銘を受けたのは、各概念の本質をとても丁寧に、わかりやすく、ごまかしなく語られている点です。
(つまり、初めてマーケティングと触れる読者を”顧客”と想定した配慮が行き届いているということ)


いろいろなマーケティング入門書があると思いますが、あの厚さで、スタンダードなコンセプトの本質を丁寧に語った本はあまりないと思います。
次回も読者目線の配慮のゆきとどいた作品を期待したいと思います。