娘が「かわいいこねこいりませんか？」を図書館で読んで気に入ったので購入してみました。
まさかと思いましたが夜一人読んで泣いてしまいました。
本筋の悲しい場面もありましたが、その出来事を経て主人公の女の子が悲しみを乗り越える過程が、
下手な映画やドラマより感動的でした。
そして小学校一年生の娘もこれから経るいろんな経験によっては、心を閉ざしてしまう可能性もあること、
そうなった時も温かく見守ってやりたいと思いました。
自分の少女時代を振り返り、また、娘のこれからを考え、
大変参考になる素敵な本でした。挿絵も可愛くてとても気に入りました。
子供向けの童話ですが、大人が読んでもあなどれない。

前作の課題図書「かわいいこねこをもらってください 」が大好きだったので、
今作も期待して買いました！

不本意な別れ方をしてしまったペットへの、後悔の気持ち…
何匹か動物を飼ったことのある方は、おそらく経験があると思います。
主人公の女の子も「はなこ」とそんな別れ方をしてしまいます。
ほんの小さな女の子が抱える後悔の気持ちが本当にいじらしく、
私も自分の飼い猫との別れを思い出し、
すごく共感してしまって涙なしには読めませんでした。

そんな女の子をそっと慰めてくれた、ある出来事。

エピソードを読んで、自分も救われた気持ちになりました。

ペットを飼っている方、過去にペットと悲しい別れをしてしまった方には、
是非読んでほしい一冊です。

なりゆき先生の優しい表現で、
子供にもわかりやすく伝わると思います。

小学生の頃、猫を交通事故でなくしたことがあります。
あの日外に出さなかったら、事故に遭わなかったのに。。。と、
何日も朝起きる度に悲しくって泣いたのを思い出しました。

主人公の女の子も同じような気持ちで何日も落ち込みますが、、、

最後は、ほっと救われた気になりました。

なりゆき先生のねこへの愛情が行間から伝わってきます。
垂石先生のこねこの絵が大好きです。
こねこの無邪気な仕草がなんとも言えないです♪

愛するペットを失い、自分を責め、そして立ち直る・・。
ペットを失ったことがある人は誰でも共感できるでしょう。
でも、私が一番泣けたのはおとうとのせりふ。「きっとはなこがよんだんだよ！」
・・命のつながりを感じて、しみじみ泣いてしまいました。