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それでも、世界一うまい米を作る 危機に備える「俺たちの食糧安保」

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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これから起こりうる食糧危機 ★★★★☆
福島県農業の本かと思いきや、これから起こりうるであろう食糧危機に関する本。
BRICsの台頭により、裕福になった大量の人口が肉を初めとする食物を食べ始める
と、家畜に与える穀物の量は膨大な量になり穀物の不足は危機的状況に陥る。未然
に防ぐにはひたすらに安いものを求めるのではなく、消費者一人一人が安心と信頼
のあるものを購入しなければならない。食の安全と食料難、働くことの意義につい
て考えさせられる本。
食料難は他人ごとではない! ★★★★★
私たち日本人にとって食料不足が問題だったのは終戦直後の話で、それ以降は経済発展とともに食生活は豊かになりました。1993年に冷害で米不足になったときにも、他の国から輸入することで難なく問題は解決されました。2008年は国際的に穀物価格が高騰し、国内の食料価格も上がりました。しかし、世界中が不景気で株安の現在、円高の日本に安い食料が入ってきて、一見、何も問題はないように見えます。だけど、本当に大丈夫なのでしょうか?この部分、ちょっとでも気になる人は、ぜひこの本を読んでください。農業現場を歩き、緻密な取材を続けた著者が、この問いに答えてくれます。

副題である「危機に備える俺たちの食糧安保」とは、確固たる農業基盤を維持することを意味していると思いました。自給率にも関連しますが、他の国に比べて低いからとか、単に民族主義的なプライドを保つためでなく、定期的に食べなくては生存できない生きものである私たち人間が、安全な食糧を確保するために今何をすべきか?

本文には、流通している農産物に含まれる重金属・有機塩素等の蓄積毒や硝酸態窒素の問題や、実際、強固で安全な食料基盤を築いている農業者の話しがでています。先日、農業白書が出されましたが、さながら本書は民間の農業白書では!
教科書にのせたらいいんじゃないか ★★★★★
・・・というくらい大事な内容だった。

しかも引き込まれるように読める面白い本だ。

主人公となる「ジェイラップ」「稲田アグリサービス」のリーダー、伊藤さんの魅力。
彼を支えてきた生産者たち。
農協や国のやり方。
中国をはじめ世界の農業の実態。
これからの日本の農業。

これらがあますことなく魅力たっぷりに語られる本書。
著者の奥野さんは熱心な取材とすばらしい文章力で読者に訴えかける。
実は遺伝子組み換えの作物のしくみやリスクなど、この本を読んで初めて知った。
新型インフルエンザよりよほど怖いのではないか?
日本人は危機感の矛先を見誤っているのではないか?

食べることは人間にとって一番大事なこと。
国なんてあんまり当てにはできないようですので消費者は無知ではいられません。
挑戦するカッコいい農家 ★★★★★
機械を売り払い、親父と口論しながらも、うまい米づくりに翻弄
する稲田の生産者たち。失敗を恐れず挑戦する若い生産者など、
この人達の、安全でおいしい日本の米を食べるのは、中国の富裕
層ではなく、日本人の私たちであることを願うばかりです。