中身も、グレースの生涯のストーリーを英文で羅列されていますが、
写真だけでも、おおよその中身も、ファンであれば、わかることと思います。

男性にも、女性にも、永遠の憧れの女性、グレース。

表紙の写真の、おだやかな表情と、色気を兼ね備えた雰囲気に吸い込まれた本です。

　グレース王妃が亡くなって30年近い歳月が流れましたが、彼女は映画作品を残しているので、新しいファンは永遠に生まれ続けます。まだ存命中でもおかしくない。そう考えると、やはり若くしての死は惜しまれるものです。
　そんな伝説的なグレース・ケリーの人生を、写真と彼女自身の言葉で綴ったこの大型本は、さすがモナコ王室も積極的に協力しているだけあり、装丁も他のハードカバー本とは比較できないほどしっかりしています。価格を見ると購入をためらいそうになりますが、買ってみて損はしないはずです。これまで見られなかった幼い頃からの貴重な写真が次々に登場し、52年の人生を駆け抜けた女優、王妃グレースを振り返ることができます。
　彼女の墓石に刻まれた名は、本名のグレース・パトリシア（仏語表記でGracia Patricia）。今は安らかに眠る彼女が、かつていかに輝き、モナコ国民を惹きつけていたか。みなさんも是非ご覧下さい。