作画クオリティでは四コマシリーズ最高作ではないでしょうか。
今まで「ちょっと下手かも…」と思っていた作家さんも
全体的に画力が上がっていて非常に読みやすくなっています。

ネタ的には、既に数十冊の無双四コマがあるぶん
絞りきった感・出尽くした感が無きにしも非ずですが
新キャラ関連の目新しさでカバーされています。

キャラクターは卑弥呼・左近・明智親子の四人に偏りがち。
この四人の話題はどの作家さんも描かれているので
興味のない人はお腹いっぱいになってしまうかもしれません。
意外に仙人ネタは少なく、ジョカが少し出張っている程度なので
表紙の太公望につられてしまうと少々肩透かしかも…。

これまでの四コマは三成などの美形キャラが目立っていたため
「作者が美形に萌えているだけ」「女性に媚びている」等
脊椎反射の私怨的な意見がどうしても囁かれがちでしたが、
今回は清盛・左近はじめ壮年キャラに注目が集まっているので
そういう先入観や偏見なしで読んでほしいなと思います。
(もちろん、三成の四コマも収録されていますが)