白熱したライヴに手に汗握る!
★★★★★
REFLECTIONSのリリースに喜んでるのもつかの間、二枚組ライヴアルバムが届けられた!
録音は2006年1月NYのジャズ・クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードにて
すでにネットで限定発売されていた音源らしい
時期的には'05のDEEP SONG以降のライヴということになる
全8曲、ラスト1曲のみ盟友マーク・ターナー(sax)作で、あとはすべてローゼンウィンケルの作品
編成はクィンテッド、パーソネルはローゼンウィンケル、ターナーのほかにアーロン・ゴルドベルグ(p)
ジョー・マーティン(b),エリック・ハーランド(d)
1曲が15分前後、長い楽曲で20分近くあり、たっぷり濃密なインプロヴィゼーションが楽しめる
気心知れたメンツとのリラックスした雰囲気のなかにもライヴならではの火花散る緊迫感も堪能できる
ローゼンウィンケルのストレンジ感溢れるプレイやおなじみのスキャットもさることながら、ターナーはじめ他のメンツのプレイも熱くファンタスティックで実に素晴しい!
静謐でミステリアスなイントロやソロから複雑なハーモニー、白熱したインタープレイまで楽しめるが
そこからほの見えてくるのはローゼンウィンケルの豊かな唄心だろう