漢検準1級を受けるなら、これと過去問はやっておいた方がいいと思います。ただ、これだけでは不安なので、他社のものもやったほうがいいでしょう。（成美堂出版のものがおススメ）

準1級の所謂分野別問題集のようなものです。解答が同ページ下の欄にある形式でひたすら問題。収録の問題数がとても多いです。当日の試験問題もこの問題集からしっかり出ています。分野別に詳しい解説があり、付録として「準1級配当漢字表」「常用漢字表」「国字表」が収録されており、特に常用漢字表は「常用漢字の表外読み」を勉強するのに役立つでしょう。過去問集を１冊減らしてもこの１冊は必須！

2008年2月3日受験で合格した者です。

漢検の公式教科書ともいうべき存在です。
この本のわからない問題をつぶしていくことで、準1級挑戦に必要な基礎力をつけることが出来ます。

ただし、この一冊だけでは足りません。最新傾向に対応しておらず、「共通の漢字」という問題が掲載されていません。
『頻出度順問題集』（高橋書店）と並行して進めると、記憶が促進され、効率的にこの本を終わらせることができると思います。また、総仕上げには、最新傾向に対応した成美堂出版の本試験型シリーズをおすすめします

合格を目指すには避けて通れない本だと思います。
問題数こそ多くはないですが、準一級に合格するための、入門書的な役割を果たし、
一通り仕上げれば、準一級の問題レベルや概要を把握することが出来ると思います。

但し、他のレビュアーの方も書かれていますが、本書を仕上げたただけで、
合格基準に達する訳ではありません。あくまでも合格への骨組みを作るだけであって、
血と肉となる知識は、他社の問題集を数冊仕上げ漢検四字熟語辞典などを学習し
獲得しなければなりません。また付け加えると、本試験には市販の問題集に掲載されていない
ような問題が以前よりも頻出している気がしますので、その問いを如何に得点できるかが合否の分かれ目のような気がします。

たぶんこの本を完璧にしたとしたら120点くらいは採れると思います。これだけでは受からないみたいです。余談ですが、試験で問題用紙が袋綴じだったのはビックリしました。緊張が倍増しました。