余命一ヶ月の花嫁 レビュー
★★★☆☆
去年映画で見れなかったので放送やDVDを通じ、今見ました。主人公の瑛太のキャラ、話の流れ、趣旨は物凄く良かったです。
改めて見るとヒロインである千恵の想いが伝わってくる感じがしました。乳がんと戦いながら精一杯生きてきた千恵の姿に感動しました。ただ残念なのが、まずは「これは実話です」ではなく「これはフィクションです。」にして欲しかったです。現実を見せるという点では良い案かもしれませんが、人によっては美化している風に見えてしまうので、もう少し考慮して欲しかったですね。後は言うまでも無く、色々やらせ疑惑問題があった件ですが、もしそれが事実であるならば製作側や監督側は一体何を考えているんだ?と言いたいです。こういう疑惑や不正問題がないように、もうちょっとキャストの選択・調整・扱いを丁寧にして欲しかったですね。正直惜しい作品だなと思います。
総合評価は☆=3です。
たとえ結末が分かっているとしても、心を揺さぶられずにはいられない
★★★★★
ふだん気忙しく生きていると、過ぎ去っていった人のことを思い出すことも少なくなる。
しかし、身近で大切な人を亡くしたことがある人にとっては、それと想いを被らせずには入れない切なさがある。
義姉が特殊な肺炎のため、45歳で亡くなった。ゼミの友人が入社後3ヶ月で自死した。
それらの事実は重い。
僕にしても今43歳だから、0歳の我が子が見る2090年を見ることはまずない。あったとしても123歳だから、脳がはっきりしていないだろう。
人は必ず死ぬ。しかも100年を待たずに次の世代へとバトンタッチしていく。
死というものが迫ってくるスピードが緩慢だから、普段はその現実を受け止めて考えることも少ない。
ありふれたストーリー、予想された通りの結末、いろんな感想があるかもしれないが、それは観る人がそれぞれ決めること。
僕が感じたのは、生きているというその事実の重大さであり、貴重さである。
友人が、二十歳の原点 (新潮文庫)
青春の墓標―ある学生活動家の愛と死 (1965年)
新編 ぼくは12歳 (ちくま文庫)
生きることの意味―ある少年のおいたち (ちくま文庫)
の4冊を最近推薦してくれた。
日ごろのあくせくも大事であるが、ゆっくりと考える時間もまた大切である。
条件付きで.・・・・・・
★★★☆☆
私は映画や演劇についてはド素人です。したがって構成や演出、演技などに関してはよくわかりません。評価が大きく別れている様ですが、たぶん評価が低い方は近親者や知己にガンにかかった人がいないのでは?実を言うと私の姉も右胸の乳がんにかかりましたが、早期発見したため命は助かりました。但しガンというのは1回転移するともうおしまいだそうで、今も年一回検査をしています。ガンのため人生が変わったとまで言っています。制作者サイドとしても儲けなければいけなかったからお涙ちょうだいものものにしてしまったのかもしれませんが、ガンというものの恐ろしさを知るうえではドキュメントタッチでもよかったでしょう。映画としては星1つ、中身は星5つで、間をとって星3つです。千恵さんのご冥福をお祈りします。
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★☆☆☆☆
いろいろと疑惑がある作品とは知らず、白紙の状態で見ました。
内容はともかく、乳ガンの余命1ヶ月を切った患者が顔はアンパンマンのようにパンパンで血色もよく、髪の毛は短いだけでフサフサ、焼き肉屋で焼き肉は食べるなど、とても現実とかけ離れているのにびっくりしました。
感動も涙もへったくれもありません。
せりふには「間が大事」とはよく言いますが、間がありすぎで無駄に時間が過ぎていき最後には「速くしゃべろ」という気分にさせられました。
違う意味で泣けて切なくなりました。
テレビドラマならこういう白々しいのもありかも知れませんが、映画でこれはないと思います。
久々の駄作です。
う〜ん
★★★★☆
僕はこの映画をTSUTAYAでレンタルしました。俳優の演技力は素人っぽいところがよかったのかな?映画としての完成度は正直低いと思いました。ただドキュメンタリーとして観ると考える事がありました。残念だったのは生死観の問題です。千恵さんの亡くなる前に結婚式を行ってあげたのはよかったと思います。でも僕はこの映画では泣けませんでした。結構感じたのは死は敗北終わりというイメージ。夫婦の絆は今生だけではないのだというところを表現してほしかったです。