7年間の愛情こもった介護記録は、多くの教訓と示唆を含んでいる。
★★★★★
著者の愛情こもった介護生活を、まるで読者自身が毎日一緒に過ごしてきたように惹き込まれる素晴らしい作品である。自分も介護ではないが家族の不治の病に最近まで共に闘い苦しんだ経験を持つだけに、著者の労苦を強く体感した。しかし、このような境遇にありながら、愛情豊かに強く堂々と尚且つ明るく楽しく振舞う努力には、「アッパレ」の一言と思う。また、作品の其処茲に流れる工夫へのアイディアは同じ境遇がいずれ訪れる多くの人に対する心の持ち様を教えてくれる作品でもある。多くの人に読まれることを推奨するものである。[孫子]