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人間失格 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: ポニーキャニオン
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特筆 ★★★★☆
まず、キャスティングが素晴らしかったです。 中でも、石原さとみ扮する良子の淫縻なセクシャルバイオレットリップから滲むエロティックな芳香の湧き上がりが、秀逸でした。あの卓越した純真無垢な新芽のイヤらしさの漂わせ方は、石原さとみさんにしか感じません。 太宰治の筆致に含まれた滑稽さや痛い程の浅はかな人間の心理描写は封印されたものの、原作にはないカラフルな人間色が幾場面に散りばめられた演出や名俳優の立ち回りに、現実美質的、感性的な描写としての人間失格が完成されておりました。その破滅に付随する美醜や個々に生まれた情感の香りに、ひどく酔わされてしまいました。
面白くない訳ではないですが ★★☆☆☆
生田さんに悲壮感が出てます。
ですが、幾分、演技に重みを感じられません。

太宰治の代表作を演じるにはまだ早かったのか、
ちょっと残念でした。
これからの活躍に期待したいです。


印象に残る映画ではあるが ★★★☆☆
文庫本を読み返したみたのだが、どうしても生田斗真と伊勢谷友介の顔がちらついていけない。『人間失格』ほどの作品であっても映像のインパクトに負けてしまうのか。もっとも、映画の方は演技力に定評のある個性派俳優を揃え、それぞれが熱演しているので、確かに印象は強い。しかし、それらの登場人物が全員浮いてしまっていて、物語の本筋が見えないような気がした。『人間失格』=太宰治=「暗い」という先入観のせいなのか、原作の大庭葉蔵が持つ道化意識に由来する饒舌さが映画には現れていない。また、大庭葉蔵=太宰治という一般読者にありがちな読み取りを、映画に持ち込んでしまったのが失敗だったような気がする。イメージ的には堀木役の伊勢谷友介がハマっていたように思う。最近、映画やテレビで彼の顔をよく見ているせいかもしれない。
 「斜陽」や「ヴィヨンの妻」も見るべきなのだろうが、やや意欲は薄れた。
ちょっと退屈 ★★★☆☆
この映画は原作を読んでいないとしんどいと思います。
たいした展開も無く淡々と物語が進んで行きます。
原作をどんな風に映像化しているか?
焦点はそこにあるような気がします。

生田斗真さんのなりきり太宰ぶりはなかなかの適役だったと思います。
色男ぶりが伝わってきて、身体を張って?頑張ってますね。
巡り合う女性陣が何気に豪華キャスト。
室井滋さんとの絡みシーンは見せ場でしょうか?
妙にドキドキするシーンでしたw
途中まで良かったのに、残念な結末…。 ★★★☆☆
途中まで「ジャニーズ主演映画の割には、ちゃんとしてるじゃん」と思って観ていたのですが、ラストで失望しました。

原作だと、薬中のため隔離されていた施設から療養先に移ると、そこは小汚い住まいで、
主人公を見下して粗雑な扱いをする女中との生活が待っています。

「放蕩暮しの末に、とうとう人間扱いされなくなってしまった…」と主人公が思う事で、
タイトルの「人間失格」へとつながるんですが。なぜ、そんな大切な部分を、勝手に変えるんでしょうか?

あと、主人公が女ったらしなのは、顔や育ちが良いからだけでなく、頭の良い知能犯だからという点も伝わりません。

泣きじゃくる従姉にリンゴを食べさせる場面がありますが、原作では「びーびー泣く女には甘いものを喰わせるに限る」
といった主人公の思考が書かれており、「ただハンサムな青年が優しい」という事ではなく、意図的に操っていたわけで。
そこをはっきり描くと、ジャニーズ的にNGなのかも知れませんが。

とにかく、自分としては残念な結末でした。