ほとんど同人レベルの作品から味のあるエロエロドラマまで。可もあり不可もありの1冊目。成長中のためムラが大きいけど許容できる方へならお薦のアクションヒロイン凌辱系オバカ風味。
★★★★☆
★4の下ギリ。
著者の処女中短編集。
軟体触手生物による生殺し責めされる洋風女剣士の悲哀『SWORD BREAKER』。
父の仇討ち和風女剣士が剣に宿りし魔の力に骨抜き触手なシアワセ地獄に連れて行かれるお話『夜叉姫譚』。
私立鳳輪学園生徒会『機動風紀』による大真面目なオバカ系学園エロ活劇『機動風紀』は全3話。
第三者に行為を強要される坊っちゃんとメイドのお話『AEGIS MAIDEN』。
誇り高きダークエルフがきつーいお仕置きをされるお話『暗殺妖精』。
魔法銃を操る一級奏士が返り討ちにあっちゃうお話『DEMON CODE』。
雷の女戦士が触手の魔物にやられちゃうお話『終わりに見る夢』。
まだ表情の種類が少なすぎるけどヒロインが魅力的なのが○。
アクショーンシーンのポージングがイマイチ格好良く決まらないのが難。
エロシーンのアイデアはなかなか奇抜で淫靡さもあります。
なかなか大胆なコマ割りで魅せてくれる反面、ゴチャゴチャしすぎて整理不足なところもチラホラ。
お話としてはなかなか優秀なものと同人展開レベルのものが混在。
『AEGIS MAIDEN』『DEMON CODE』『終わりに見る夢』は、お話が単に流れてゆくだけで魅力的なキャラを引き立て切れずに残念でした。
『機動風紀』はキャラが立っててとても良かったのに、構成的に説明不足のまま終わってしまっているのが無念です。
『SWORD BREAKER』『夜叉姫譚』の2編はオバカなテイストと快楽に堕ちてゆくエロ恥ずかしさのバランスが良く、傑作に近い味わいがあります。
お話でどうエロシーンを盛り上げてゆくかが今後最大の課題ですが、ヘンテコな凌辱アイテムを考えつく才や、魅力的なキャラを創れることもあり、将来的にとても楽しみです。
オバカ風味で陰湿にならないアクションヒロイン凌辱系な一冊。