文章は山田一時代を思わせるテンポ重視な印象で大衆向けと言えます。
恐らくは複数ライターということが、イマなどで見られたロミオの爆走を抑制した要因でしょう。
その鬱憤が他ブランドの新作で思い切りぶつけられた気もしますが。
現在進行形ロミオを期待する人にとっては肩透かし。山田一を期待する人にとっては良作になりうる一本。
ちなみに千歳を最初にクリアすることを薦めます。
個人的には千歳ルートでED曲が流れた時点で満足しました。
ありがとうベジータ様の声優さん。

共通ストーリーが極悪的に長く、最後が微妙に短かった気も･･･。
しかし、やはりロミオ。
文章からロミオっぽい言い回しが使われていたところにニヤリｗ
キャラクターも個性豊か？まぁ面白かったです。
ただ本当に長い･･･。
何度も繰り返してやる気はおきないです。
田中ロミオ氏にあまり興味のない方にしては凡作になるかもしれませんね。

待望のテリオス最新作！発売日が延期になったけど仕上がりを期待しよう！
と、思っていたのですが・・・、実際にプレイしてみて「おんや〜〜？？」と思ってしまいました。
思わずほんとにテリオス作品かゲームのパッケージを確認してしまいましたよ。


私は「エリシュオン」「はぴベル」「夏色こみゅにけーしょん」「りこりす」をプレイしましたが、
それらとは今作は異色だと感じました。ぶっちゃけ、テリオスらしさが全然感じられませんでした。

まず原画は横田守氏ではなく「土代昭治」氏。シナリオは「田中ロミオ」氏。
私はテリオス（イコール）横田守氏と思っていましたので、パッケージの絵が横田氏に似てた
ということで大してチェックせずに買いました。

プレイしてびっくり！イベントＣＧはまだしも立ち絵や背景はちょっといただけません。
ゲーム業界の裏事情を知らないので、よくあることかわかりませんがなまじ横田氏と絵が
似ている分だけ落胆も大きかったです。

更にシナリオ！無駄に長い会話が続き、盛り上がり場所が全然わかりません。というか、脈絡も
なく人物が登場したりして話がよくわからないまま進んでいるような印象を受けました。

「テリオス作品コンプリート！」を狙っている人以外には、はっきり言ってお勧めしません。
私も途中でやめようか迷っているところです。

今年は精力的に活動している田中ロミオの作品である今作。
プレイした側から言うと面白い。
というか長い・・・
書き方自体は「最果てのイマ」「神樹の館」のような三人称からの書き方ではなく主人公視点。
それとあの哲学的な堅い書き方は抑えてると思うのだがかなり出ていた。
もちろんあの書き方も好きなのだが、今回の少し丸くなった書き方でも好感は持てた。

シナリオは青春モノ。
ロミオ独特の変な主人公を取り巻く個性的なヒロインたち。
テキストでもロミオ節はかなり濃く利いてる。
というかこれほど幼馴染が強いゲームってあったっけ？

そしてグラフィック。
個人的にはあまり好きな画風ではない。
かなりクセがあって馴染みづらい。
表情の表現が巧いのはいいのだが、やっぱり好きになれそうにないかも・・・

感想はズバリ長い。
共通ルートも長いし、個人ルートもまぁ長い。
ヒロインとのカラミはなかなか濃いものなので慣れない方は絶対に慣れない。
しかし青春ものらしい青春。
学生時代を思い出してプレイしたら感情移入しやすいだろう。

田中ロミオが好きな方なら買い。
田中ロミオが好きになりそうなら買い。
田中ロミオが少し苦手と思ってるなら買い。