ポーランド語をやるなら是非とも持っておきたい一冊
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アメリカのAmazonやポーランド語学習関連のフォーラムなどで軒並み絶賛されているので興味を持って購入しました。
日本の語学参考書では「動詞活用表」というとなんだか無味乾燥な活用のリストが延々と並んでいるだけのつまらない本のイメージがありますが、これは買ってみて大当たりでした。
何よりもページ下10行程度の用例・類義語解説が素晴らしい。
動詞の活用表なんか無くてもここだけで1500円払う価値があります。この本のように接頭辞が違うポーランド語の類義語群の使い分け情報をまとめて載せている参考書なんて滅多に無いからです。私はロシア語の『501』も持っていますがロシア語版にはこんな親切な工夫はありません。
また活用表パートの前には簡単な発音・文法解説が、後には復習を兼ねた練習問題・クイズコーナーが33ページあります。
さらに良いことには巻末の索引が見出しの201個のエントリーだけでなく類義語の方にも対応しています。「あれ、この動詞、完了体以外にも確かpo-が付いた形があったような気がしたけど、どういう意味の違いがあるんだっけ?」というような場合にもこの本が役に立つというわけです。
値段も安いし紙質も良好、文句無しの5つ星。
ぜひ手元に置いてポーランド語学習の伴侶にしてあげてください。
これは素晴らしい
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バロンの動詞シリーズの一つである。このシリーズは通常は動詞の数が501であるが、このポーランド語だけが301である。最近、新たにポーランド語の学習を開始し、このシリーズのポーランド語のものがないかを探したところ、あったが、301であった。多少物足りなさを感じながらも、ポーランド語のものはこれしかなかったので購入した。しかし、購入してみてこれは他の言語の501動詞シリーズよりも素晴らしいと感じた。まず、1ページに1つの動詞の活用の説明は同じであり、ロシア語のそれと同じ形式であるが、良いのはそれに関連する動詞が挙げてあることである。これにより動詞の学習が301どころかそれに関連する動詞の学習が同時にできて有用である。巻末の索引を見ると分かるが、結局、掲載されている動詞の数は2000以上にも上るのである。また、各動詞の活用の説明の前に動詞の一般的説明が載っているが、他言語のものでは、せいぜい10ページ程度であるのに対して、37ページにも渡っている点である。その他にも利点があるが、この2つの点で他言語の501動詞シリーズより素晴らしいと感じた次第である。