表紙の通り難易度は最高レベル
★★★★★
はっきり言ってめちゃくちゃ難しいです
一問目の早稲田一文と7〜9題目のセンターの問題はまだ解きやすいのですが、(とはいえやはり早稲田は難しいですよ)
残りは全部東大の問題(昔の問題ですから難しすぎます笑)で本当に問題文全体を完璧に理解し、かつ筆者の意図を汲み取りながら答えないと軽く弾かれます
ですから解説がいい加減だと真っ先に押入れに直行になるわけですが、著者が東大卒ということもあってか非常に論理的で、解法に頼らない正攻法なプロセスで回答へと導いてくれます
記述にあまり慣れていない人は解説を読みながら、本文の正確な解釈力と回答プロセスを身につけていけば必ずプラスになると思います
こ、これは…!!素晴らしい質です!!2000円でも安い!筆者は偉い!
★★★★★
最難関レベルに的を絞っている為、初学者にはとっつきにくいかもしれません。
書いてあることはどこまでいっても正攻法。
しかも、ここまで教えてしまっていいのというくらいの内容の濃さ!!
本気で取り組むと頭が痛くなるかもしれませんが、
きっとそれが苦痛にならないと思います。
理由は、「文章を分かりすぎて困っちゃうよ」状態になり、
そこまでくれば、文章を読むのが楽しくて仕方なくなります。
頭痛より、分かる喜びで頭が満たされてしまうのです。
文章の構造理解から始まって、本文と真正面から向き合うエッセンスが詰まっています。
現代文を読むと、部分的に分かるが、
筆者が文章全体で言いたいことがイマイチつかめない
ということがよく起こります。
この本で勉強すると、そういったことはなくなると思います。
1200円の割には薄いですが、質が異常に高いので、ご心配なく。
現代文の達人になる為の方法の一つを見事に提示しています!
本当の意味で読めるようになりたい方におすすめです。
合う人には合う
★★★★☆
著者に実際に習ったことがあるので演習のついでに買った。
著者の授業と本書で元々苦手だった現代文で少しはまともな思考が出来るようになったと思う。
1題目が早稲田で2〜6題目が東大の問題、7〜9題目がセンターの問題となっている。
特に東大理系を受ける人で著者の教え方に共感できる人にはお薦めできる。本書のはじめの方に書いてある文章は、著者の初回の授業で実際に言われたことと全く同じ内容だった。ここの部分に共感できるかどうかがこの本を買う際のポイントになると思う。
現代文は講師によって合う合わないが非常に激しい科目だと思うので、合わない人には全くお薦めできない。
河合模試で偏差値67以上を保証
★★★★★
最高レベルの学力養成の名に恥じない出来です。
早稲田、東大、センターなどから9つ文章を採って逐次解説をしており
その過程で「論理的に答えを出す」とはどういうことか、「この問題の出題の意図はなにか」を徹底して受験生に叩き込むつくりです。
1日1問やったとして10日で終わる勘定ですね、10日後にはセンターの現代文で
選択肢が2つにしぼりこめるんだけどどっちが正解かわからないから勘で選ぶ、
なんて愚行もなくなるでしょう。正解は常に明白に1つなのです。
なにが、なぜ「明白」なのかをわからせてくれる参考書です。
注意点としてはこの本をやった後は現代文の解答スピードが落ちる
ことですかね、ま、あきらめちゃってください。精読を意識的に行うのは
時間がかかるものなのです。そのうち速くなりますよ。