剣と魔法とドラゴンが題材のファンタジー世界で展開するRPG。特筆すべきは、本作が美しい画面やムービーを見せることを前提とした、ビジュアルRPGの手法を完全に肯定して作られた作品であるということだ。それを裏付けるように作中のCGムービーは全世界規模のCGの祭典、シーグラフで入選となっている。
とはいえ、ただ単にCGを見せるだけの作品というわけではない。戦闘シーンではタイミングによるリアルタイムなボタン入力で連続攻撃が可能(アディショナルシステムの採用)で、プレイヤーが参加できる戦闘を実現している。シナリオでは世界背景を神話レベルから設定し、こだわりを感じさせる。観る者を引き込み、プレイする者を魅了する、ビジュアルとゲームバランスを徹底的に突きつめた作品だ。(片井 美樹雄)
メルブフラーマァー!!!
★★★★★
今年書き込んだ方が結構いて驚きです。確か10年位前のゲームなのに…。
そろそろ今の技術でリニューアル作品出して欲しいですね。結構ファンが居るの分かってないのでしょうか??
ちなみに私は10年前にレベルマックス(60LV)までしました☆
当時は誰からも称えてもらえませんでしたが、ここを閲覧される方達ならそれが筆舌に表しがたい苦行であったことを分かって頂けるかと思います☆
今にして思えば正気の沙汰じゃなかった・・・。
ファミ通に騙された
★★☆☆☆
当時ファミ通で、大きく取り上げられ、キャラも良さげだったんで、買ったが駄目だった。 バトルは面白く、緊張感も持って出来たからよかった。ムービーは美麗だったが、通常のグラはイマイチ。
ボスが強く、難しかった為、結局未クリアになってしまった。
気が短い人には向かないけど名作
★★★★☆
私は発売当時にプレイし、やっとのことでクリアした覚えがあります。そして最近再びプレイしてみました。結構言われていますが、戦闘が長くてテンポが悪く、おまけに敵が強くて難しいです。タイミングを合わせてボタン入力する攻撃は得意な人は楽しめるけど、ダメな人はその時点で進むことはかなり難しくなります。攻撃などの他に無限に回復・ガードができるのは良かったかな。なので、気が短い人にはまず向かないと思いますが、そこを乗り越えられれば、素晴らしい壮大な物語を体験することができます。登場するキャラクター達も多彩で、一人一人の作り込みがちゃんとしています。そしてムービーや背景のグラフィックがPSソフトの中ではハイレベルです(キャラクターの造形は微妙ですが)。とくにムービーはFFを圧倒する細やかさで、声優さんによる声の演出もあり、ムービーを見るだけでも買う価値があると思います。音楽は微妙なものもありますが、素晴らしいものも結構ありました(ちなみにCDプレイヤーに入れると、タイトル画面の曲を聴くことができるみたいです)。現在では激安で買えるので、買ってみて損はないと思いますよ。
異彩を放つRPG
★★★★★
やってみてとても面白いと感じたのでレビューします。
まず、ムービー、グラフィックはよくできていると思います。ムービー時以外のポリゴンの粗さが目立ちますが10年以上前のゲームなので仕方がありません。
戦闘はアディショナルを使いこなせるかどうかで楽しさが大きく変わってきます。
アディショナルとはリズムよくボタンを押していくことで連続技を決め攻撃力を倍化させていくシステムなのですが、ボタンを押すタイミングが非常にシビアで0.2秒の誤差も許されません。
連続技がうまく決まったときの気分はとても爽快で、普通のRPGでは味わえない良さがここにあります。
ただ、このボタン入力ができない人には本当に無理で、あせればあせるほど失敗続きという悪循環に陥りがちです。
ゲームの仕様上、通常攻撃を繰り出すたびに連続技への派生を求められますし、ボタン入力失敗時の攻撃力の低さは目を覆いたくなるほど。そのためリズムゲーが苦手な人にとって、このシステムはストレスにしかならず、ゲームの評価を二分する要因になっています。
雑魚敵に関してはその存在が悪質で、経験値もお金もほとんどくれないくせに攻撃動作や演出が長く、無駄な時間を取らせてくれます。しかも素早さが妙に高く設定されており、こちらの攻撃を何度も回避したり二回行動してきたりとプレイヤーをイラ立たせてくれます。
戦闘をこなす旨みをもう少し追加してくれればよかったと思うのですが……。あと演出をスキップ可能にするとか……。
しかしながらボス戦のバランスは秀逸です。決して楽な戦いにはさせてくれず、それでもギリギリ勝てるように設定されています。見事勝利できたときの喜びと達成感は他のRPGの比ではありません。
雑魚敵で経験値が入りにくいことや持てるアイテム数が限られていることも、この絶妙なバランスに一役買っているのでしょう。(アイテムに関しては種別ごとに個数制限を設けるというやり方にしてもらいたかった感はありますが……)
ストーリーに関しましては、よく『感動的』という意見が聞かれますが、いわゆる『お涙頂戴劇』とは一線を画しています。作中に存在する登場人物それぞれの生き様が感動を生み出している……とでもいいましょうか。わかる人にはわかる若干大人のテイストです。
個人的にはお涙頂戴も嫌いではありませんが、これはこれで素晴らしい出来だと思います。
マップはきれいに描かれている場所もあれば粗い部分もあります。
一部、迷路のように入り組んだ町並みは『凝っている』と好意的に見ることもできれば、『リアリティを通り越してストレスにしかならない』と毛嫌いする人もいるでしょう。
良くも悪くもプレイヤーを選んでしまうこのゲーム。問題点も多く、万人受けする内容ではないと思うのですが、私はあえてオススメします。
これが『合う』という人にとっては最高のゲームとなるでしょう。合わなかったら放棄してもいいです。とりあえず一度プレイを!
久々にやってみて
★★★★★
ふっと中古で買い直し、どうせなら最初から始めようと
思い切ってやってみました。
戦闘が長くて辛い印象だったので、勇気が要りましたけど。
今やってみると、戦闘が短かったです。
攻撃が、定められたリズムに即したボタン入力(AD)で行われるんですが
当時と比べて、ずいぶん良く出てました。
レベルは上げ難いですが、このAD入力に慣れてしまえば
ずいぶん強くなります。
普通のボス戦なら、5〜8ターンで終了するほど。
敵の行動を封じたり、味方を完全防御させたりといった
アイテムがチラホラ落ちているので、それを使えば
戦闘でケガ人すら出ることなく、サクサク進めます。
ストーリーも良く練られていますし
動画は今見ても遜色ありません。
キャラもよく出来てますし、良作だったと思います。
ADが楽しすぎて他はどうでも良い、とまで言えるかもしれません。
手持ちアイテムで戦略が生まれるのも、高評価です。