アルバムの内容としてはいつもどうりのセンス皆無&つまらない曲のオンパレードです。
レコーディングでは気合い入れてライヴではボロクソでド下手なギターも聴きどころですね。

どっちにしろアルバムも全く売れてないし動員詐欺してるみたいなんでもうすぐいなくなるんじゃないかな?
それにしてもどの曲もつまらない。

シングル曲「Day by Day」は今までのイメージから一転、明るい曲調ながらDらしさと切なさがあり良い。「花摘みの乙女 〜Rozova Dolina〜」は民族的なテイストを取り入れ、疾走感のある変拍子に、聴きやすいメロディが調和している難解な構成のとても面白い曲。キャッチーながらV系らしさと疾走感を兼ね備えた「絡繰り絵巻」「Independent Queen」「鬨の声」も格好良くメロも良い。バラードや聴かせる曲も良曲揃い。このバンドはメジャーに行っても軸がぶれないと言うか、音楽や世界観の芯を保ったまま実力は毎回上がっていると言う、一部の本物を除く殆どのV系と呼ばれるバンドが到達できなかった領域に達し、それはまだ発展途上ですらあるのではと思わせる。今のシーンは、言い方は悪いが五月蝿いだけで中身の無い劣化洋楽バンドが蔓延する中、こういう詩や世界観にこだわりを持ち、美しい楽曲を奏で、正統派V系的と言える要素を継承したバンドが今の時代に居てくれる事は個人的には嬉しい。

余談ですが、前作よりインディ期の楽曲の雰囲気に近くなり、タイトルの「7th Rose」そして1曲目の導入「7th Rose 〜Return to Zero〜」にはバンドイメージに薔薇をモチーフにしている事から、"結成7年目にしての原点回帰"と言う意味合いが込められているのかも。

7the RoseのPVは、最高の傑作だと思います。美しい。Gardeanからの続編らしい。
薔薇の刺を施したASAGIと、赤と黒のウェディングドレス。
完璧すぎる。映像としては申し分ないと思います。感動作です。

音楽性も、原点回帰と言うか、前々からインディーズの頃のＤに戻り、さらに進化を望んでいたようだし、
それはかなったのではないかと思います。完璧すぎるほどの力作だと思います。
RUIちゃんのアコギは、いつもかっこよくて、今回は、さらに音も変っていて、上手いと感じました。
ギターのテクはかなり上がったと思うし、HIROKIのドラムも、どんどん進化し上手くなっている。
これはメジャーのすごさなのか、メンバーすべてのグレードが上がった感じ。

the　neme　of　rose　の進化系かとも思えるような感じもあり。
本当に、完成度が高いという点では、最高だと思います。

ただ、残念なのは、大作にしようと言う意気込みが強すぎるのか、魂にしみ入ってくるような、深い深い安らぎを感じることができなくなりました。
完璧すぎるがゆえに、すこしの遊びもないというか、そのこだわりも素晴らしいが、すこし寂しさもある。

音楽を期待するなら、文句なしのハイグレードのアルバムだと思います。聞きどころも充分です。

ビジュアルのハードロックであり、ノリも大切だと思いますが、バラードではなく、丁寧な魂を込めた作品を次回は望みます。すこし力を抜いて、楽しむゆとりを持ってほしいです。

厳しすぎますね。

結論から書かせてもらいますと、傑作。真の傑作。

メジャーになってからインディーズに比べてへヴィさがやや薄れたＤであり、前作、つまりメジャー1ｓｔアルバムでは激しさがない曲が多かったのは事実。ただ、演奏・世界観・音質の全てにおいてアップしていたので物足りなさはやはり、激しいＤらしさ（ＰＡＲＡＤＯＸあたりの頃）だけ。

しかし、今作では激しい曲のオンパレード。かといって世界観、アルバム一枚通しての統一性が完璧だ。すべてにおいて完璧だと感じられた。

購入するなら、限定版ＡかＢをお勧めする。1曲めと12曲めはアルバムのためのプロローグ・エピローグのような曲で、美しくアルバムを彩っている。通常盤だと風がめくる頁で締めとなるが、個人的には・・・という感じ。

詳細としては今作はRuizaの曲2曲、 Tsunehito1曲、他はあ様という構成だ。

ともかく聞いてみるべきだ。Ｖ系好きはもちろん演奏にこだわるメタル好きには最適の一枚だ。　最後まで長文すまないです。

去年、Dとの出会いがあり過去の作品も聴きました。
今回は今までよりヘヴィな曲が目立っているなと感じました。
ASAGIさんのデスボイスもなかなかですね。
ヴィジュアル好きでデスメタル好きならバッチリだと思います。
しかし、個人的にDはやはりファルセットでしょう。
艶やかでのびのある声には毎回、聴き惚れてしまします。
そして、豪華ブックレットですが見ごたえ十分です。