インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

編集とはどのような仕事なのか―企画発想から人間交際まで

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: トランスビュー
Amazon.co.jpで確認
どんな仕事も実情はたいへんなのだ ★★★★☆
 学生の頃のバイトも社会に出ても、製造業一筋だったので(その方がお金が良かったのだ)、文化系の仕事、特に出版社の編集というのは何をしてるのか知らなかった。そんな私でも、著者の仕事の履歴の断片や、思い出に共感できた。本文中にも触れられているが、京極夏彦さんなどは本文の体裁も自分でこさえているそうなので、そういった意味では、著者のような名編集者は数が少なくなってくるかも知れない。それは、設計現場からドラフターが消えてメインフレームCADになり、PC三次元CADに移行していく昨今の状況と同様なのだろう。それ故、著者の思い出話に共感したくもなる。しかし、最期の章は、著者が予め本文中で謝っているにもかかわらず、やはり読者として、ちょっとくどさを感じてしまう。飲み屋で、得体の知れないおっさんの昔話を延々と聞かされても、笑って聞き流せるぐらいの器量はあるつもりだ。しかし、買った本にそれが延々と書かれているとなると、笑って目を背けてページをめくるわけにもいかず、なかなか苦しいところもある。で、星は4つ。