本当に長いこと絶版で、かつ古本の市場ですら在庫が枯渇、あるいはあってもバカ高い値が付けられていたりで、幻の名作と化していた同書が
ついに新装版で復活を遂げました。復刊を一日千秋の思いで待っていた方も多いことでしょう。

無理難題をふっかける、なんともワガママな王様のお話ですが、そんなことよりも毎日違う味のアイスクリームを楽しめることを、とてもうらやましく
思ったものです。行間からアイスクリームの風味が漂ってきそうです。しかしまあ、冷凍庫も無い時代に氷菓なんて、とんでもない贅沢ですよね。

子供にはもちろんのこと、昔読んだというオールドファンまでオススメ。折角の復刊です。これを機会に買ってみては？

「王さまのアイスクリーム」これを読んだ後のアイスクリームは格別においしい。
本の中の王さまは、冷やしたクリームをフルーツシロップやチョコソースと一緒に食べるのが好き･･･どんな味なのか想像力や好奇心をかきたてられる。

小学生の頃、母親に何回も読んでもらった本だ。もちろん冷蔵庫にアイスを用意して･･･
ストーリー自体は単純だが、今でも心に残っている不思議なお話。

ただ残念ながら絶版で、Amazonでももう手に入らないのだ。
復刊ドットコムで復刊させてもらうしかないかな？
やっぱりいいものは残したいから。

クリームの大好きな王さまのために毎日ちがう味のクリームをだすコック長。

夏の暑い日、冷たいクリームをつくるのにこまっていたところに氷売りがとおりかかって・・・。そしてできたという「アイスクリーム」のお話。月曜日はラズベリー、火曜日はバニラ、水曜日はチョコレート・・・。読んでいるだけでアイスクリームが食べたくなってしまう楽しいお話。子供と一緒に
読んだあとはアイスクリームを食べてはいかがでしょう。