あまりにも条件が厳しいのでは？
2007年に書かれた本ですが、人口に占める低所得者層が多いのに、その層を除外された内容となっております。
確かに低所得者層。
事に非正規雇用の方たちはそのような貯蓄というような余裕さえもありません。それゆえにこの本を手に取るということもないと思われます。当然にこの本の題名に書かれている3000万円を貯めるのは、”無理をしても”無理ではないでしょうか？
それを無視してというのであれば、それはそれで悪くはないと思いますが、あまりにも限定された所得者層を対象としているところに疑問を感じました。
そして、おそらくはそのような方たちはここに書かれていること以上のことを知っている方達が大半かと思われます。

読んでいてやる気と言うか、まだまだ方法はあるなと感じました。お金の貯め方は人それぞれですが、いろいろな方法を試しつつ目標を達成できればと思っています。いい参考になると思います。

　もともとメルマガで「39歳までに受けておきたい《お金の不安がなくなる》マネーレッスン」
を読んでいたのですが、巷に多く見られる「短期運用」で「一攫千金」的なものとは違い、「長期運用」を無理なくしていくというスタイルが大変参考になっていました。
もっと具体的に内容を知りたいと思い書籍を購入しました。
ハードカバーの書籍を想像していたので黄色い表紙にちょっとびっくりしましたが、内容はとてもわかりやすく、丁寧で初心者の私でもきちんと最後まで読むことができました。
まさに貯蓄ゼロの私にも多少の希望があるのかなぁ・・・と思ったりしました。
　余談ですが、以前自分のブログで書籍を紹介したところ、著者の方から直接書き込みをいただきました。真摯なお人柄の想像ができるコメントでした。
そんなことからもこの書籍をおすすめします（＾＿＾）ｖ

ありがちな、難しい資産運用方法が網羅されているだけの本ではなく、
初心者にもわかり易い導入章〜具体的方法という構成で読みやすい。
さらに「こういう生活パターンの人にはこういう方法がお奨め」みたいな感じで
具体的提案も記載されているので、自分の場合はどうよ？・・と
照らし合わせながら読み進む事ができました。
内容的には、初心者は勿論ですが、初級〜中級レベルまでカバーできると思います。
これから20年後〜に老後を迎える世代にとっての第一段階の資産運用参考書として
良書ではないでしょうか。
個人的には表紙のドギツイ感じが★−１です。

派手な表紙は、やや内容の薄そうな雰囲気をかもし出している。
しかも「3000万円ムリなく貯める」「39才貯金ゼロからでも大丈夫」
という大げさなフレーズが並んでいる。
電車の中で読むにはちょっと恥ずかしい表紙だ。

しかし中身は、長期の資産形成のノウハウが平易な文章で書かれた良書。
初心者にも現実味がある方法で、この本に書かれている方法を実行すれば、
65歳までにあと3000万円貯められる確率は高そうだと思った。

少し前までは「短期の資産運用」に関する本しか見かけなかったが、
最近は「長期の資産運用」に関する本も増えてきた。
が、「長期の資産形成」を体系的に書いた本は珍しい。

これから堅実に資産形成をしていこうと考える、２０〜３０代の役に立つ本だと思う。

ところどころに入っている４コマ漫画や川柳が、
適度なブレイクになっている点もよかった。