相変わらずの面白さ
★★★★★
前巻で対趙戦が終了したことにより、これからの展開の布石を着々と積み重ねている17巻。
新たに動き始める外交、戦争、政局。
さまざまな場所・場面で今まで育て上げてきた登場人物たちがそれぞれに魅力を発している。
そのため、新たな展開にも非常に入りやすい。
そのうえで、信が今の自分を見つめたうえで、まっすぐ夢へと向かっていく姿はまさに主人公として面目躍如。
芯がぶれずに、脇も固い。
中だるみしそうな所で、面白さをしっかり継続しているところがすばらしい。
さらに、政の母親の太后、信と同じく300将のライバル達も新たに登場し、今後の展開にも期待。
17巻と大分巻数を重ねてきたが、まだまだ勢いは止まらずに進み続けそうだ。