ためになった部分
★★★★★
前半からいくつか紹介。
☆「基本(常識)」がある中に「非常識」な部分を入れ込んで驚かせる、というのが
エンターテイメントのバランス。
☆「センス」は磨ける。センスは「意識」。レベルの高いモノを知れば自分のレベルも上が る。
☆みんながいいと言うが自分はそうは思えない=みんながいいという作品より上のモノが作れるセンスがある。
☆「カット割り」が気にならない「カット割り」が一番優秀なカット割り。
ありきたりな起承転結なんて本じゃない。
これぞ天才の演出!
面白い!
★★★★★
他のアフタヌーン新書に気に入った入門モノがあったので
こちらも購入。
失礼ながら頭の良さそうな感じのしない文章に
これを購入したのは失敗だったかと最初は思わされましたが
大地さん、天才ですね!
関心した部分に付箋貼ってたら付箋だらけになっちゃいました。
ちょびっと読んであきらめたりしないで読めば大丈夫!
お薦めです!
小西寛子さんについての記述が、、
★★★★☆
題名と内容は大変興味深いもので、
アニメ制作についての心構え等は、
大変有用な本だったと思います。
大地さんのアニメーションに対する熱い思いは
ビシバシ伝わってきました。
演出への思いとギャグについての拘りも、
詳しくは本書にて、
以下は若干不満の残るところです。
何故、
声優 小西寛子さんの事について
一行たりとも記述が無いのか?不思議な所です。
「こどものおもちゃ」
「おじゃる丸」
「十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-」
など、大地さんとも関わりの深い声優さんだと思うのですが、、
是非、小西さんの人となりや、
オーデションの様子、アフレコ当時の
エピソードなども書いて頂きたかったです。
大地さんは御存知ないかもしれませんが、
現在、ネット上では小西寛子さんの
「おじゃる丸」声優交代の件や
事実上引退した事について、公式コメントが無い為に
推測や憶測見解が渦巻いております。
正確な経緯を(恐らく)御存知な大地さんにこそ
小西さんについての、この錯綜した状況に
幕引きが出来るのではないか
と期待していたのですが、、、
それは叶わなかったようです。
もし次回執筆の予定がありましたら、
御一考下さいませ。
大地さんのアニメーションは大好きです。
話の内容を知らなくても、動画を描いている段階で
笑ってしまう作品はそうそう有りませんから。
それでは失礼します。