恋愛アドベンチャー「メモリーズオフ」シリーズの、1st と2nd のストーリーをセットにした作品。1st では、本編中のCGがリファインされより高い完成となっている。
1st と2nd に加えて、1st のキャラクター彩花たちの中学生時代を描いた「メモリーズオフピュア」を改良した「メモリーズオフピュアPS2エディション」を収録。「PS2エディション」では音声の追加や新規CG描き下ろし、若干の構成変更などが行なわれている。
さらに2nd の登場キャラクター、ほたるが健に告白するまでを描いた、完全新作「メモリーズオフ2nd~雪蛍~」も収録。シリーズの続編『想い出にかわる君 ~Memories Off~』までのストーリーを、これひとつですべて体験することができる。 特筆すべきは、システムは『想い出にかわる君』をベースにした「ヒント機能」を搭載している点。選択シーンでは、SDキャラがそれぞれの「選んでほしい選択肢」を教えてくれる。クリアすることで追加されていくオマケCGは、これまでに発表されたイラスト100点以上を収録している。(押上大河)
Memories Off Duet
★★★★★
今作は、ゲームというよりテレビドラマのような感覚でストーリーがサクサク進むので、ゲーム性を期待してしまうと少し肩すかしかもしれない。選択肢によって大きく場面が変わったり、ヒロインのルートが変化するのであるが、多くの選択肢はどっちでもよくね?といったものが含まれていたり、その後の話の展開に影響するものの、直後はどちらを選んでも話の展開がかわらないというのはちょっと工夫が必要なのでは?と思った。
そんな不満な点はあるものの、話を進めているうちにそれは全く気になるものではなくなってしまうのだが。
というのもシナリオがどれをとっても、ヒロインのだれを選んでもとても考えさせられるものであったこと、それぞれが抱える悩み、主人公が抱える問題。シナリオがしっかりしているので説得力があり、かつシチュエーションがありそうな非現実的なものでないので、すんなりそして誰でも先の気になる展開に目を離せなくなってしまうであろうと思う。
BGMも素晴らしかったと思う、テーマ曲なるものが個々ヒロインにあるのも凝っていてなかなか好みなのだが、作品のテーマ曲なるものは今では涙なしでは聴けない.....だろうと思う...。
ちなみにわたしの評価は、2nd>3rd>1st>5th>4th である。
衝撃を受けました・・・
★★★★★
今までこの手のジャンルは手付かずで初めてしたのがこのメモオフでした。1stでは恋人を失った主人公の新しい恋への葛藤に考えさせられました。唯笑の存在最高でした☆2stでは既に彼女がいるという設定、ほかの女の子にいっちゃえば、そりゃもうどうなっちゃうかわかっちゃいますよね(笑)しかも彼女の姉となんていう修羅場も・・・あまりにもほたる(彼女)が可哀相だからほたるルートは最後に見る事にしました。ENDで流れる「オルゴールとピアノと」はほたるの想いをそのまま歌にした素晴らしい曲でした!!このゲームはこういうジャンルへの偏見を蹴散らしてくれますよ☆
思い出は忘れるのではなく、今を前にした時ただ少し思い出しづらくなるだけ
★★★★☆
学食よりも購買をひいきにしたり、購買に入るナンセンスな食べ物を好んで食べたり、
授業をさぼって屋上で寝ていたら一日が終わっていたり、図書館でテスト勉強をしたり、
自分ででっちあげた学校の七不思議を仕方なく検証してみたり、ニンニンネコピョンと遊んだり、
悪友と遊んだり、何か特別な事が起きる訳でもない、至って穏やかな学生生活を満喫させてくれます。
と、なんとも長閑な毎日を送る主人公ではありますが、
気になる人が出来る度に頭を掠める過去と、
胸を締め付けてくる思い出に苦しみます。
忘れたくても忘れられない過去と、忘れたくない大切な思い出。
大きな今があって大切な過去や思い出がある。
それは決して思い出を軽んじる事ではなくて、
今を前にした時ただ少し思い出しづらくなるだけ。
過去は忘れなければ前に進めない、という誤解を抱いていた事に気がついた主人公は、
そうして挫けそうになりながらもしっかりと前を見据えて生きて行くのです。
大切な思い出を守り、守られながら。
Memories Offの物語の始まりを
★★★★★
KIDの誇る代表作『Memories Off』『Memories Off2nd』を
2003年に1パッケージにまとめて発売したのが本作。
今はそばにいてくれない彼女、彼、もう一人の彼女の3人の想いと絆を切なく描き、
1999年、第1作にして完成度の高いシナリオで、
KIDの名を一躍ギャルゲーメーカーの雄として轟かせた「Memories Off」。
前作を踏まえて、さらなるゲームの仕上がりとシステムの飛躍に挑んだ充実の一作「Memories Off2nd」。
そして、以前ネオジオポケットで発売された
第1作の彼と彼女達のかつての淡い中学生時代を描いた「Memories Off Pure」に音声の追加、
CGの新規描き下ろし、構成の若干変更といった改良を施した完全版『Memories Off Pure(PS2 EDITION)』も収録。
さらには、2ndの序章にあたる彼女と彼との出会いの完全新作『Memories Off2nd〜雪蛍〜』も収録。
他にも今まで発表されたイラストを多数収録し、
2ndドリームキャスト版で募集したアペンドシナリオも追加されており、
この価格にしてメモオフシリーズの始まりの全てを味わえるボリューム感たっぷりの珠玉の一品です。
かつて失った想いと今ある想いへの葛藤、
そして新たなるかけがえのない想いへの始まりの物語があなたを誘います。
単なるギャルゲーとしてではなく、一つの恋愛物語の形として味わって頂きたいオススメのゲーム作品です。
あの頃のメモオフをもう一度
★★★★★
1999年にメモオフ1stが発売して今年で7年です。
1stなんですが古いものなんですが、あんまりそういうのを感じません。
声優さんもいいですし(一人は不評なんですが)、みなもシナリオは何度やっても感動できます。
そして2nd。
この作品は主人公に多少、問題がありましたがメモオフというブランドを崩さない作品でした。
鷹乃は結構おすすめ(アフターストーリー欲しかった)
この作品からハマる人も多いです。
そして追加シナリオの「雪蛍」
内容は(ネタバレしないように)イナケンと蛍との出会いです。
オマケ程度と思っていたのですがかなり楽しめました。
非常に濃く、面白かったです。
アペンドストーリー(間単にいうとアンソロジーみたいなの)もかなりの量があってビックリしました。(内容はオマケなんで・・・)
かなりの内容の作品でした。
たぶん、このゲームやったらメモオフシリーズやりたくなるでしょう。
これからどんどん続くメモオフシリーズ。
是非、このゲームから始めてください。