HP社の創設時ことを知るには適切な本
★★☆☆☆
ヒューレット・パッカード(HP)社の創設時ことを知るには適切な本ではある。1930年にスタンフォード大学に入学したパッカードは、すぐにビル・ヒューレットと出会う。二人はいつか事業を起こすことを決めていたが、パッカードは1934年に卒業しGE(ゼネラル・エレクトリック)社に入社、ヒューレットは大学院進学後MIT入学し修士号を取得する。1938年秋、無線工学権威のMITフレッド・ターマン教授を通じ、二人はカリフォルニア州パロアルトのアディソン街367番地のガレージで仕事を始める。ここが、「シリコンバレー発祥の地」である。ちなみに会社名は、1939年1月1日の二人の「コイントス」の勝者の順で決まった。
読みやすく読みごたえもある。HPは、偉大な企業ではあるが日本では存在感に乏しいのが現実で、いまいち心から共感できない面がある。
迷訳
★★☆☆☆
久しぶりに最悪の日本語訳に出会えた。
内容に興味を覚える人が多いだけにそのインパクトは極めて大きい。
まるで小学生の日記帳である。
いかにして優良企業が生まれたかが良くわかる
★★★★★
この本は、ヒューレットパッカードの創設者であるパッカード氏が書いたもので、ヒューレット氏との出会いや企業理念など、シリコンバレーで生まれたひとつの企業が今日の優良企業へと変貌を遂げて行った過程が書かれています。創設者ならではの考え方が伝わってきて読み応えがありました。