あくまで考え方の本
★★★★☆
この本の構成は、総論で、臨床実習を実り多いものとするために必要な事項と臨床思考過程の基本的な流れを8段階に分けて解説しています。各論で、臨床実習で体験することが特に多いと予想される36の疾患と病態について、総論で示した8段階に従って解説しています。この本は、実習の場で、この疾患の患者様についてどのような考え方で実習をしていけばよいか、というテーマで書かれていると思います。したがって、実技面について書かれてはいないので、他の実践的なアプローチをしている本と組み合わせていくと理解が深まると思います。