幕末の難しい歴史を、京都を舞台に平易に解説
★★★★☆
このらくたび文庫シリーズ、嘗めていると「負ける」事が多々在るので注意です(笑)
幕末の頃の歴史はあまりにも複雑過ぎて理解出来ないので、この本も恐る恐る読んでみました。
(尊王攘夷、倒幕、鎖国... 一つ一つは分かるものの、繋がりがまるで理解出来ない...)
たった80数頁なんですが、京都を舞台にした説明が(素人の私には)実に分かり易い...
もちろん、京都が関係ない歴史もありますが、そこの簡易説明も実に分かり易い...
(反対に、歴史に詳しい人達には全く不要な本だと思います)
新撰組を知ってても、それが幕府や倒幕軍の中でどのように絡み合っているのかを理解できてない人や、
京都が好きだけど新たなテーマを時系列に取り入れたいと臨んでいる方には丁度良いのではないでしょうか。
今まで何気に歩いて来た木屋町や三条通が、壬生がまた違った目で観える様になります...