他の本も参考にした方がよい
★★☆☆☆
米国で経営博士号を取得した著者の実体験がベースになっているので、他の分野には必ずしも当てはまらないような記述もあり、他分野の大学院を目指す人は他の本を参考にした方がよいかもしれない。指導教官としてどのような人を選ぶかについてかなりの分量を割いてあるが、このあたりは分野によってかなり違うはずだ。また、著者の興味からか、米国の学内政治の話や教授との付き合い方などの話などが詳しいが、それに対して本人がどのような準備をすればいいかといった記述は少ない。
細かい点で気になったのは、教授の経歴を調べるのに「一般の検索エンジン(Altavista.comやGoogle)を使って〜」とあるが、Altavistaはもうメジャーではないだろう。また、"author"や"outlier"といった英語の単語に対し「アーサー」、「アウトライナー」というカタカナを当てているが、「オーサー」、「アウトライアー」だろう。著者の英語力が気になる。
もっと早くに…
★★★★☆
私はオーバードクターになるのが怖くて、修士課程で卒業し就職しました。やはり最初の頃は研究者の夢があきらめきれず、サラリーマン生活の数年間は悶々とした日々を過ごしておりました。
今ではもう研究者になろうという意欲はさずがにありませんが、自分が学生だった頃に、こういった米国博士号の取り方をレクチャーしてくれる先輩や教員がいてくれればよかったなぁと思います。
留学情報誌にあるような成功体験談とは違い、著者の経験に裏打ちされた確かな情報だと思います。
研究者に就きたいと思っている方や、博士号を取ろうとしてしている方は読んでおいて損は無いです。
一読の価値アリ・オススメです
★★★★★
本書は米国大学院入学を希望する人は勿論、あらゆる大学生・院生・社会人にまでお薦めできる一冊です。
これを読むと米国大学院にチャレンジしたくなります!
また、入学前入学後にすべき事などを細かい点まで丁寧にわかりやすく書いてあります。
まだ出たばかりの本書ですが、今後、米国大学院を目指す人のバイブルになる気がします。
関心ある方、そうでない方もぜひ一読をオススメします!