表情変化の多様さがGOOD
★★★★☆
キャラの表情がとにかく豊か。
特に口の形は漫画的な〜やωに△など多様で、キャラの感情やその場の雰囲気が如実に伝わってきます。
直接の視覚的なエロさよりは、設定やシチュエーションなどの要素で様々な想像を引き立たせてのエロさが強い。
登場人物らへの感情移入度や、その場に居合わせてるような感覚は高い。
一方で、描かれているシーンへの導入や結末がかなりあっさりしているため、良く言えば想像が広がるが、投げっぱなし感は否めない。
また、表紙の印象が少し怖い点(目の塗りなど)が惜しい。
くりくり目のヒロインが、上目遣いでωな口してスカートたくし上げながら縞パンを披露するシーンは、破壊力抜群。
年下好きにオススメ。
「待望の7冊目!」
★★★★★
田中エキスさん、ほぼ2年8カ月振りの新作単行本です。少し顔の描き方に変化が見られますが、丁寧で繊細な作風は健在です。
掲載作品は以下の通り。
・いきをころして。押し入れに隠れた少年を知ってか知らずか親戚のお姉さんが魅せる痴態。オールカラー。
・とろわ2作。ランドセルを背負った児童(男の子1、女の子2)の手探りだが大胆な春の目覚め。仲間外れになった女の子1人が可哀そう。2人は楽しそう。
・夜の彷徨い1,2.本編唯一の若いママと息子の近親相姦恐喝屋外羞恥プレー。主導権が息子からママちゃんに揺らぐ終盤がドキドキします。
・ANKO娘と顔面KIJO。苺モンブランに目が眩んだ妹に畳み込む様に己が嗜好のプレーを強要するダメな兄。おバカな妹。
・ガキの頃からずっと一緒で2作。芽生えた衝動を金で解決しようとした少年が対面した傷心の幼馴染。自己嫌悪に陥った彼を親友のお姉さんが慰めるつもりが…。
・放課後はいつも2作。ランドセルを置いて好奇心のままに実は高いハードルを易々と超えてしまう二人。
・あにぴゅ!5.5話、6話、そして打ち止めの7話。同名前単行本の続編兄妹物。今度は眠っている妹を愛撫する兄のエピソードから、兄妹の関係がお母さんに避妊具を発見されて存続の危機を迎え、最後は学校の屋上で制服のまま。
今回はいつになく寸止め感の演出が上手く成人女性は1話のみ、2話に出てくるお姉さんも10代で、後はタイトル通りのうぶ生えの少年・少女ばかりです。「夜の〜」の後半を除けば鬱展開無しの無邪気な心温まるエピソードが主です。
黒板にチョークで描いたタイトルデザインもあにぴゅ最終話での縞パン修正も含め待った甲斐が有った作品集。