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プラハのシュタイナー学校

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 白水社
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子供自身からの意見を聞きたくなる ★★★★☆
親が書いた子供の教育に関する本を読むと、僕はたまらなく子供自身からの意見を聞きたくなる。
「君はこの時どう思ったのか、親のために我慢していたのではないのか、今はどう思っているのか」
それというのも僕自身が子供の教育の本を書いているからだ。

親はいつも反省している。「それは子供にとって最善だったのか」

シュタイナー教育にはご存知のように毀誉褒貶がある。著者は悪い面も含めて、率直に綴っている。
そして何より素晴らしいのは子供の教育に大きく関わろうとして自ら動いている点だ。行動している点だ。

日本の学校に通っていた時は辛そうに顔をゆがめていた著者の子供が明るく変貌していったのは
シュタイナー学校のおかげではなく、そんな親の姿をみたからではないのかと僕は感じたのである。

教育の方法に正解はない。人は人が育てることが決まっているだけだ。
ただの留学参考書ではない。これは、親と子のフロンティアだ。 ★★★★★
 ばらばらになりかけた家族の再生の舞台として、作家は半ば強引にプラハに飛んだ。意地悪な見方をすると、ふたりの子ども、ヒラクとツドイは作家である父親の実験台にされたともいえる。作家は異国に放りだされた子どもたちの苦しみや悲しみ、喜びを冷静に見つめている。どう育つのか、と。
 だが、子どもたちは、そこで生きていくしかないのだと、心を定める。その成長のプロセス、心の動きを読みすすむうち、かつて小学生、中学生だったころの自分が、追体験するかのような新鮮さでよみがえってくる。
 舞台はプラハのシュタイナー学校だが、人(子ども)が生きていく知恵とか底力、どう社会と折り合いをつけるのか、もちろん教育問題も含めて、この本は日本にあっても示唆に富むルポになっている。おもしろい。