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老人介護 じいさん・ばあさんの愛しかた (新潮文庫)

価格: ¥460
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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高齢の方と接するときに、とても参考になる ★★★★★
面白かった。

読むと、
人間の心理の奥深さや、
現場で考えることの大切さが、
みえてくると思う。

医療現場のことはあまりよく書かれていないので、
忙しい看護の現場などで働いている人が読むと、
自分が普段していることや、職場の現状に、
少しがっかりするかもしれない。
分かりやすく、深い ★★★★★
いわずと知れた、三好さんの自伝的エッセイ、のように見えて、実は介護の深い所を実に分かりやすく書いてある実用書とも言えると思います。肩を張らずに読めて、「なるほど!」と思ってしまう。我が道を行く三好さんですが、本当に納得させられます。いかにその人の思いや生活習慣(生活文化)を大切にできるか。そういう大事なことがこの本の土台のような気がします。
人間を理解するための書 ★★★★★
久々にメチャクチャ面白い本を読みました。これは介護の本というより、人間を理解するための本、介護の現場から見た人類学・社会学の本だと思います。介護の有無なし関係なしに、皆さん、人間を理解するために読むべきだと思います。(介護の経験があると、より楽しめますが。)ベストセラーになってもおかしくない本です(概して、本の売れ行きは中身とは関係ないので仕方ないですが。)
非常に参考になる実践的なエッセイ集 ★★★★★
奥野修司氏の本に、"人間には、仕事を辞める「社会死」、自分で何も出来なくなる「生活死」、そして肉体が滅ぶ「生物死」という3回の死がある"という記載があります。その「生活死」をなるべく遅らせて「生物死」間での時間短くするのが、患者や周囲にとって「満足死」となるという考え方です。
本書では、老人介護を通じて、入院すると管理されベッドから離れることがなくなり、却って「生活死」までの時間を早めてしまう現状数々の事例とともにを明らかにしています。
寝たきりの方が、目的を持つことによって、動けるようになるシーン(複数)は感動ものです。
同時に、高齢の両親を持っている人間にとっては、非常に参考になる実践的なエッセイ集でした。
自意識の外し方 ★★★★☆
この本は、自意識過剰の人に大きな福音をもたらすものである。老人とか介護といったキーワードでおさまらない、広い視座を提供する、ありがたい本だ。何を評者は言いたいか。「私は」「私が」とつい口に出す人(レビュアーもそのひとり)は、三好さんの言葉の流れに身をまかせると、「主体の変容」が始まり、楽になるということだ。なにげないエピソードに忘れがたいものがある。例えば、すでに介護のベテランである著者が新しく出会った初老の男性は、決して心を開こうとはせず、それどころか三好氏に口汚いことばを浴びせる。しかし同じ患者が、若い女性職員にはにこやかにやさしく接する。それを見て、著者は「自分が好かれなくても、スタッフの誰かが信頼されるならばケアは成り立つ」と思う。このような「わたし」に対するこだわらない意識は、ものすごく大切なことだ。