ふたりだけの“秘密”
★★★★☆
「乃木坂春香の秘密」第6巻。今回は二部構成になっております。
まず前半では乃木坂さんたちが「冬こみ」にサークルの手伝いで参加、さらに自分たちのコピー本を売るというのです。そこまでやればもう立派なオタクです。彼女たちももう戻れないところまで来つつありますね。実に喜ばしいことです。
後半は年越し&初詣。取り巻きに阻まれた乃木坂さんと離ればなれの裕人君は、色々あって椎菜といい雰囲気になります。この彼の誰にでも優しい態度がのちの修羅場の予感を感じさせると思うのはあまりに黒いでしょうか。
そして年明け、ついに乃木坂さんと二人っきりになれた裕人君。ふたりは初日の出を見に行くのです。さまざまな出来事を乗り越え、ついに目的地の岬へ。そこでふたりは……
何があったかは、秘密。新しいふたりの秘密が生まれたのです。
鈍感でEDがラノベ主人公の条件
★★★☆☆
見事です。
ここまで鈍感で、
八方美人で美少女にモテまくり、
でも絶好のチャンスに何もできないEDっぷり。
これぞエロシーン禁止のラノベ主人公の鑑!!
同人誌やコミケをマトモに知らないで
描写してる部分は歯がゆいです。
知らないなりにもうちょっと
膨らませようがあったのではないかと。
編集者のフォロー能力問題ですが。
ヒロインが描いた絵に犬が欲情するくだりも、
「だからどーした」的で必要性が見られないエピソード。
最近こういった「だからどーした」エピソードが多くて
頭をひねります。
絵師のしゃあ氏を作品内に出すのも、
作家同士の自慰行為にしか思えませんし。
過剰な比喩にごまかされがちですが、
一般の風景や空気感の描写が
6巻になってもあまり上達してないのが心配です。
相変わらず例えが多いですけどそこもいい味出してます
★★★★☆
作者がちとオーバードライブ気味な部分はありますが、ハラハラが無い分ドキドキがちりばめられていて、6巻なのに倦怠感のない仕上がりは読みやすいです。
大きく進展したと思います。
★★★★★
『乃木坂春香の秘密 6』です。
みどころは「しゃあ」さんが描いた裕人と春香の似顔絵です。たぶん。
今回は年末年始のお話です。
年末には裕人と春香が冬コミに参加します。それに際し、裕人と春香が「入れるぞ」「お願いします」なアレを初体験しちゃいます。慌てた美夏はパニクってしまいます。
冬コミ会場でも、ラノベならではの展開があって、飽きさせません。
そして新年にはクラスのみんな+その他の人とで初詣に行きます。
お約束な展開の中で、裕人のがんばりがかっこいいです。椎菜が惚れるのも無理はありませんねー。
そして、裕人と春香が二人で初日の出を見る場面。これが良かったです。
今後の展開が更に期待されます。
今回は年末のお話・・・
★★★★★
今巻は前巻のXマスに引き続き年末のお話
第21話 強引な信長の依頼で冬コミに参加する事になった裕人は春香と・・・
(美夏が勘違いする裕人と春香のセリフが定番オチですけど面白いですね・・・)
第22話 冬コミ当日、東京ビッグサイドで二人で始めての経験(笑)を・・・
(春香の同人誌を最も評価したのは・・・)
第23話 クラスメイト達との年越し&初詣イベント、裕人は椎菜のために・・・
(ラブコメ主人公の定番他の女性キャラと・・・のイベントですね)
第24話 ようやく春香と二人になれた裕人は春香と初日の出を見ることに・・・
(着物を着崩れ直しする横での裕人の気持ちがよくわかりますね・・・)
今巻では春香と裕人の仲も若干レベルアップ?そして裕人に対する椎菜の想いも・・・〈本当に罪作りな男・・・)
イラストの可愛さは相変わらずですね。(カラーページのイラストもいいですが、本文内口絵のタッチの方が個人的には好きですね。)