名優が共演する、ドイツ軍捕虜収容所からの大脱走劇
★★★★☆
第二次大戦中の1944年。ドイツにある捕虜収容所に
何度も脱走歴があるいわくつきの捕虜が集められました。
彼らは、例によって脱走計画を企てます。それは、命がけの大脱走でした。
実際にあった脱走事件をもとに製作され、1963年に公開された作品です。
スティーブ・マックイーン演じる「独房王」ヒルツ、
リチャード・アッテンボローの「ビッグX」バートレット
チャールズ・ブロンソンの「トンネル王」ダニーなど、
名優が個性あふれる連合国軍の捕虜を演じています。
特にマックイーンがいいです。ラストのバイクでの脱走シーンは最高に格好いいですが
独房で黙々と壁にボールをぶつける姿も、孤高の脱走職人という雰囲気がよく出ています。
テーマ音楽も時代背景、雰囲気によく合っており、記憶に残ります。
脱走映画としては珠玉の作品だと思います。
なお、本作が気に入った方には「アルカトラズからの脱出」や「ショーシャンクの空に」
もいいかもしれません。