一応タイトル「記憶」だからさ、
大事なところ「覚えてない」はひどすぎでは？

インタビュー形式というのも、、、
わざわざ本にする事もなかったように思う。

布袋さん、まこっちゃんに続き、BOOWYのメンバーによる自伝本第3弾。
渋い男、松井常松の登場です。BOOWY時代も寡黙な男として、語ることの
少なかった彼がどんな言葉で、振り返ってくれるのか？発売が延期になった分、
楽しみにさらに増していました。

しかし、はっきり言って他の二人よりガッカリでしたね。
まず、「松井常松／著」になっているにも関わらず、自身の言葉で
書き下ろされておらず、全編インタビュー形式だったこと。
あと、BOOWYファンなら誰でも気づくような誤植が多かったこと。
これで、かなり興ざめしました。しかも文字も大きいので、すぐ読み終わる。

ただ、BOOWY解散に向けた場面での対ヒムロックとの関係は、なんとなく
音楽性の違いがあったのかなとわかる部分があったので、そこは良かったです。

当時のことをあまり覚えていないと言ってるように難しかったのかもしれませんが、
まこっちゃんとともに客観的に一番近くで二人のことを見ていたわけですから、
一番デリケートな「解散」のことも含め、もっと自身の言葉で具体的かつ詳細に
語ってほしかったなと思いました。

自分はBOФWYファンです、布袋とまこっちゃんの本が良かったので期待してたのですが正直がっかりしました、内容がインタビュー方式の聞き本だと言う事にもビックリしました・・・、内容が薄すぎるし肝心な事は『覚えてないよね』とか『本人に聞かなきゃ分からないよね』って、それじゃ本を買った人をバカにしすぎでは?そして値段も高すぎです(もっとも良い内容ならいいのですが・・・)もっと自分からみたBOФWY像をカッコつけずに正直に語ってほしかったです。

高橋まことの「スネア」，布袋寅泰の「秘密」と読みまして，今回は松井常松の「記憶」を楽しみに読みました。やっぱりＢＯＯＷＹファンとしましては，メンバー間の話やエピソード，布袋と氷室の関係，そして何といっても解散の理由が興味になりますが，肝心な所は，「あまり覚えてない」との事でした。確かに，４人のメンバー間の事なので，松井が勝手に話していいわけではない事は分りますが…。高橋まことの「スネア」との内容との総合的なものとして，やっぱり布袋が山下久美子のプロデュース，コンサートに松井と高橋の参加を求めたことから，布袋と氷室，メンバー間の関係が悪くなっていったようです。音楽性の違いと言えば，バンド解散のいい理由になりますが，松井自身も「本当に皆が楽しく，うまくやれてるなら解散なんかしない」と言うように，円満な解散とは言えないようです。また，「解散するのをもう少し引き止めてもよかった」と言ってるように，彼としては解散は不本意だったようです。「スネア」と「秘密」も合わせて読むと，ＢＯＯＷＹのメンバー間の関係が見えてくると思います。