素組で十分
★★★★☆
箱を開けると主翼まで一体成型された胴体が目に飛び込んできます。
コクピット、ウエポンベイ、脚庫等をサンドイッチして
上下胴体を貼り合わせれば基本的な外観が出来上がり、あっけなく感じるかもしれません。
しかし、ウエポンベイや脚庫内部には細かなパーツをかなり使用する上に、
デカールも細かく貼るため、かなり時間を割きます。
同社現用機製品では最も緻密に再現されていると言っても過言ではないでしょう。
左右のウエポンベイハッチは、オープンで再現する場合そのままではプラの厚みから、
機体側と干渉するためハッチ側を削る必要があります。
下面は干渉もなく、接着面積もあるため安心して組めます。
内部のモールドには配線も再現されているので、塗り分けすると精密感が増すでしょう。
ハッチは展開状態と閉じた状態、それぞれがパーツで入っているので加工の必要もありません。
キャノピー等のクリアーパーツはスモークグレー、無着色の2タイプがセットされています。
塗装は説明書記載の配合比で実機の独特な質感が再現できます。
但しメタル系塗料を使う為、下地は綺麗にしておかないとキズやペーパー目が目立ちます。
墨入れは動翼部分やアクセスパネルをメインにして、シール材を再現した凸凹部分にはしないほうが実機らしいかと思います。
ミサイルは細かなステンシルを大量に貼るのですが、納めてしまうと殆ど見えなくなります。
また、AIM‐9Xが入っていますが実機では今の所運用されていません。
マイナス点はパイロットフィギュア、特にヘルメットのディテールがお粗末な事。
そして主翼のコニカルキャンバーが殆どない事です。
組み立て時の目立つ注意点は、主脚の胴体取り付けにポリキャップ挿し込みなので
破損に注意する事と、水平尾翼のポリキャップが緩く翼が垂れ下がりやすい事。
強いて感じたのはそれくらいです。
これを書いている時点では間違いなく決定版キットです。
完成しました!
★★★★☆
完成したのでレビューします。
型の完成度?は・・正直比較対象が少ないのでなんとも言えませんが、人の話を伺うと
アカデミーなどよりは、確実にしっかりしているそうです。また聞きですいませんが・・
モデル自体の成型もしっかりしていて、このあたり日本の模型のレベルの高さがうかがえます。
大きさですが、でかいです・・
同じハセガワさんのF14トムキャットと同じぐらいです。
当方の好みで戦闘機はタミヤのスタンドを使用し飛行形態使用にするのですが、今回はバランスが悪く、
断念・・
が武器を完全に格納状態にしてしまったので、下部がほぼフラット状態・・
ですので、時計などのディスプレイターンテーブルの上におけば・・なかなかです。
別売のエッジングパーツがありますが、飛行形態使用の場合はエンジンノズルのみの使用になります。
ので、買う必要性はないかな??と・・
他のエッジングパーツも武器の格納部分ですので、必要かな?とも思います。
個人的にはスモークのキャノピーも気に入っています。
★マイナス1は、発売日が遅れた事、別売のエッジングパーツの必要性に疑問を感じたためですが、
模型自体の仕上がりには満足しています。