これは、ごうかいな本。大きいのなんのって。約490ページ。紙質のせいで軽い。
２色づり。文字が巨大で老眼の人も眼鏡なしで読むことが可能。

内容は、その道の専門家がわかりやすく書いてある。すべて絵と表が入っている。
ポイントが最初からわかるように編集されている。
かしこまって　読む必要なし。
自分が　気になっている病いのことを　まず読んでください。
最新の、薬物名も具体的にのっている。
これはありがたい。

パート１の「健康診断・検査値の見方」では　検査項目と基準値一覧表がのっている。便利です。
パート６では「薬の基礎知識」が「原則的」に述べられている。薬の飲み合わせ、薬の副作用、高齢者の薬、妊娠中の薬、漢方薬、ジェネリック医薬品。原則的な薬物批判をしていた、今は亡き高橋 晄正（たかはし こうせい）先生ならどう評価するだろうか。
病名、部位別・症状別、五十音順索引で知りたいことがわかります。
私は、傑作の民衆向けの医療本とおもいます。
一家に一冊。もっておかれたら安心です。ピンクのカバーもほっとさせます。

「本書は、皆さまにとって関心の高い病気を選び、"予防・対処のためには どのようにすればよいか"がよくわかるよう、『きょうの健康』の番組とテキストをもとに、新たな取材を加えて構成しています。」("本書を読まれる方へ"より抜粋)

【主な内容】
・健康診断・検査値の見方
・中高年の気になる病気(生活習慣病、がん、首・肩・腰・ひざの痛み、認知症)
・食事の工夫で病気を予防
・専門医がすすめる健康体操
・これだけは知っておきたい病気の知識(目、耳・鼻・のど、口・歯・あご、呼吸器、心臓・血管、胃、腸、肝臓・胆のう・膵臓、腎臓、泌尿器、皮膚、血液、脳と神経、心、睡眠、免疫、感染症、手・足・関節、甲状腺、女性、子ども) ... 約150を掲載
・薬の基礎知識(カラーで見る からだの仕組み、医療情報の集め方、とっさの救急)

「ムック」と表示されていますが、"商品の寸法: 25.8 x 21.2 x 3.8 cm"(496ページ)とかなりのボリュームです。一気に読破 とはいきませんが、気になる処から拾い読みしていけば良いですね。健康に関する百科事典のように使えます。大きな字で見やすいです。そして、読み易く 分かり易いです。見本のページ(PDF)は"ＮＨＫきょうの健康大百科"で検索すれば見つかります。(本屋ではＮＨＫの雑誌・テキストのコーナーに置いてあったりします)

"ホーム・ドクター"のような心強い存在となってくれそうな一冊です。(^-^)v