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図説 西洋甲冑武器事典

価格: ¥5,040
カテゴリ: 単行本
ブランド: 柏書房
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西洋の武器・甲冑の入門書として最適 ★★★★☆
 全体的には甲冑の解説がほとんどで、武器は若干扱いが薄い。かといって、石器時代の槍から火縄銃・大砲まで幅広く扱われており、数もそれなりに豊富。特に西洋の甲冑について一から知りたいというビギナーにはもってこいといったところでしょう。全編を通して時代背景や社会要因から本題に迫っていくといったスタンスで、巻末には武器・鎧の変遷と用語がリストアップされていて、本編で扱いきれなかったものにも一応簡単な解説がついています。また武器・鎧の各部名称には英語だけでなく、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、さらにはカタルーニャ語といったようにさまざまな言語での表記がなされているところがすばらしい。ただ、時代背景の解説は大筋で見ればしっかりしているものの、古い学説や俗説などが引用されているところがあり(武器甲冑がこの本の主題であるから許容すべきかもしれませんが)、そこが唯一個人的には引っかかったところでした。
一読の価値アリ ★★★★★
 とにかく甲冑(防具)に関する内容が非常に濃い。ただ単にそれぞれの甲冑がどのようなものであるかということだけでなく、その甲冑が使用されていた当時の時代背景や社会情勢(世界情勢)などともからめて解説されているため、かなり詳細で深い知識が得られる。

 武器に関してはそれほど濃い内容ではない。とは言っても紹介されている数が少ないというだけで、こちらもかなり詳細な情報が書かれてはいる。

 高価な本だが、全体的によくまとめられており非常に読みやすく、情報量も豊富なので、西洋の武具や歴史に興味がある方にとっては、値段だけの価値は十分にある。
西洋甲胄職人による西洋甲胄の解説書 ★★★★★
 入手の動機は、中世を舞台にした小説の参考資料として、形状の描写に厚みを出すためだったのだが‥‥面白い。
 通常の資料集ではなかなかお目にかかれない記述に遭遇することが多々あるのである。
 甲冑の重さしかり、工法しかり、パーツに分けての構造の説明しかり。

 掲載されている写真の中には著者自らの手になる鎧、兜の類が散見されるが、こちらも興味深い。
 また、巻末記載の形状による変遷の体系表は、考古学的見地からみても非常に有用な資料ではないだろうか。
 事典としてのみならず読み物としても、是非とも一読を、とお勧めしたい一冊である。