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人もいない春
価格: ¥1,680
カテゴリ:
単行本
ブランド:
角川書店(角川グループパブリッシング)
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兆し
★★★★☆
おおむね収録されているのは貫多を主人公に取る私小説に属するものですが、その中で異彩を放つのが『悪夢――或いは閉鎖されたレストランの話』です。
あるレストランに棲み着いたねずみの一族と、レストランで働く人間の暗闘をねずみの視点から書き綴ったものですが、簡潔な表現の中に妙な生臭さが横溢してます。
その生臭さは、おそらくは作者が物するところの私小説の作品群の中に立ちのぼる臭いと同じものに思えます。いつもの西村賢太と片付けてしまうにはちょっと惜しい佳品です。
様式美
★★★★☆
僕はもう、同じ設定で毎回同じ失敗をやらかす、この人の話が好きでたまらない。
嫌な人は一冊読んだらもうウンザリなのかもしれないが、僕は新刊が出ると読まずにいられない。
おまけに今回は、くるぞくるぞとわくわくしてるところを、肩透かしするなんて話も。いやそんなつもりかは知らないけど。
暗渠の宿、過去作に比べれば迫力不足ですが楽しめました。