60歳を見据えた現役であるための意識付け
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60歳の定年を見据えて、とても興味がありました。矢向からすると、定年を見据えて
今現状では何も準備ができていません。まだまだ想像がつきません。
何が必要か?何が脅威か? いくつから考えればよいか?などについても
少しずつ検討していく必要もあると思っているからです。
本書の中身は、今まで矢向が読んでいたインデックス投資を薦める本とも、
ファイナンシャルプランナーさんが、こういう風に資産管理をしなさいよという本とも
切り口が違ったことが新しいと感じたことでした。
そんな投資本ばかりを、この2年くらい読み続けていました、、。
本書の中で、退職後について野口氏は各世代について以下のように表現されています
・おびえる20代
・運用できない現役
・反省するシニア
だそうです。。私自身が、退職後や退職金についてまだまだ考えていなかったので、こう一言で各世代をまとめていただくと、とても分かりやすいと思いました。
また、退職後の生活で考えておかなければいけないポイントは、以下の5ポイントがあります。
@長生きのリスク
A医療・介護費のリスク
Bインフレのリスク
C引き出しすぎるリスク
D資産の偏りのリスク
詳細については本書を参照ください。書ききれません (^^;
今、金融商品の多くに興味を持つことは、「・運用できない現役」に対抗しようとしているのかもしれません。とても、分かり易い資産運用のための一冊だと思います。
金融リテラシー向上のための指南書
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幸せな生活をおくるためには金融リテラシーの向上は不可欠と思い本書を手にとりました。
投資に対する手法が非常に分かり易くその背景とともに記載されています。
特に女性の方は、男性よりも長生きする可能性があるため必読です!
退職金は「何をやっても」消えていく、と諦めていましたが...
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著者は、90年のバブル崩壊以降の日本株式市場の低迷からの回復について、米国の70年代の株式市場の研究から、個人投資家の裾野の拡大が必要であるとの確信を得たという、フィデリティ退職・投資教育研究所所長 野尻哲史氏。
第一章「団塊の世代は逃げきれるか?」
年金システムの脆弱さ、退職を前にしたサラリーマンの意識と現実を、「怯える20代、運用できない現役、反省するシニア」と総称し、退職準備指数を独自に定義した上でその状況を具体的な数字で説明。サラリーマン一人一人が、今すぐにでも動かざるを得なくなるような説得力をもっている。
第二章「人生を左右する「五つのリスク」」
サラリーマンが対処しなければならない退職後に直面する生活上のリスクとその本当の意味。長生き、医療・介護費、インフレ、引出し過ぎ、資産の偏り、という五つのリスクの意味を具体的に説明し、その対処の必要性と考え方を明らかにしている。
第三章「経済的自由を掴む資産設計術」
従来の老後資金の運用指南とは異なり、退職後の分散投資と投資期間を考えた五つのリスクに対処するための運用の考え方、誰にでも出来る投資の方法を具体的に説明している。
前著の「投資力」もこれから投資を始めようとする個人投資家に対してプロの運用理論を初めて分かりやすく解説した好著であったが、当著はさらに退職が視野に入って来たサラリーマン、まさに「ねんきん特別便」を受けって、改めて退職後の生活に思いを巡らしている人たち、またその予備軍を具体的な読者と想定した、まさに実用的な、しかも手軽に読んで楽しめるものになっている。
方法はある!
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資産運用の必要性がアンケート結果やデータから身近にそしてわかりやすく書かれていました。思ったよりも、長生きする、お金がかかる、資金不足、、、知っていたようで気づかなかったことに気づき、行動することの大切さ教えてくれる一冊です。
老後を楽しく生きるためには必読の書!!
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多くの人が、老後はまだ、先のこととして、「何とかなるだろう」と言った楽観的な考えでいるのが現実であろう。
そのような甘い考えに著者は強く警笛を鳴らす。例えば、本書の中で著者は「目標代替率」と「退職準備指数」という指標を独自に定義し、退職後の生活のための準備が如何に不足しているかを示している。おそらく、自分で計算してみて安心できる人は2割もいないのではないか。ライフプランニングの大切さを強く認識させられる好著である。