アトランティコ手稿の中で、アンヴロジアーナ図書館のナヴォーニ館長の解説映像を見て、レオナルドの手稿が分散してしまった理由が良く理解出来ました。
また、パソコンで52個の発明品を3Dで体験出来るだけでなく、パソコンの画面上で手稿のページを拡大してレオナルドのデッサンの細部まで見れ、アンギアーリの戦いの戦士の顔も見つけました。反転や裏返しが出来たりと便利な機能が付いて、色んな角度から手稿が見れるので書籍では出来ない楽しみ方がありますね。レオナルドのサインも発見しました。不思議と、レオナルドの研究家になった気分になれるのが楽しいです。

発明家＆科学技術者としてのダ・ヴィンチをこれほど分かりやすく解説したことは賞賛に値します。モナリザや最後の晩餐など、天才芸術家としてのダ・ヴィンチは良く知られた存在ですが、この本（ＣＤ−ＲＯＭ）では、ダ・ヴィンチの考えた飛行機や自動車、軍艦等を３ＤＣＧを駆使して立体化、この手で動かすことが出来るようになっています。ＰＣのモニターの中で５００年前の手書きノートを探求するという新しい体験、思わず夢中でクリックしてしまいました。日本ではまだ戦国時代だった頃に、ダ・ヴィンチという人はこんな事を考えていたなんて、やっぱりダ・ヴィンチってすごいです！！それにしてもミラノにあるという本物の「アトランティコ手稿」、一度お目にかかってみたいものです。まさに人類のお宝ですね。