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アンチ・マジカル ~魔法少女禁止法~ (一迅社文庫 い)

価格: ¥670
カテゴリ: 文庫
ブランド: 一迅社
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開けてびっくり見てびっくり ★★★☆☆
 一言でいうとハード&ヘビー。女性向けではないかも。
今までイメージしていた日本の魔法少女たちとはひと味もふた味も違う。
勝手に作り上げたイメージ、そう言われてしまえばそれまで、見事に崩されてしまいました。
でも、そう言いながらも最後まで見ることができたのは、
そのテーマの重たさ?深さ、メッセージ性とでもいうのでしょうか、
物語の結果を肯定するか否かは別として、それぞれの言い分が分かるような気がしたから。
 魔法少女もそれなりに歳をとり見た目にも変化が現れる、
修行僧のように自らを厳しく律することもなく、高潔でもない。
欲もあれば不安や恐怖もある。
そう生々しいのです、極端な超人もいれば人間そのものもいる。
 リサーチ不足はいつものことですが、ちらりとみた説明から受けた印象とは
全く違う物語、世界が映し出され、正直驚きながら見ました。
これは面白い ★★★★☆
どうでもいい男子学生がなぜか個性的な女の子に囲まれハーレム、もしくは普通じゃない能力をもった主人公達が能力バトル、みたいな内容が粗製濫造されるラノベ業界で、久々に「美味しい」本を発掘できた気がする。

世界の敵、などという分かり易いものはとっくに封印され、過去の姿は○ーラー○ーンや○リ○ュアを彷彿とさせる魔法少女達が、世界を救う重圧で精神を病んでたりファンの変質者に誘拐され殺されてたり・・・などという経緯を経て法的に魔法少女が規制された世界。
未だ魔法少女を辞めず、魔法ではなく鉄拳制裁で悪を退治て廻る孤高の20代とそれにあこがれる女装少年。

後半の展開が急激で、登場人物達の言動が少々納得行かなかったり、また広げた風呂敷も綺麗に畳めずに謎ばかり残して少々読者置いてけぼり感はあるものの、これならば続編を待っても良いと思える内容だった。
・・・というか、これで続きがないなら尻切れトンボ過ぎるので評価は☆ふたつほど落ちる。
キチンと評価するためにも、どうか続きが出ることを望む。
魔法少女達のレクイエム ★★★★☆
もしも「魔法少女」が現実にいたら?
夢の世界の滑稽なほど残酷な現実を描いた傑作だ。
パロディとはかくあるべし、オマージュとはかくあるべし、
そんな作品です。

昔、劇画・オバQってマンガを読みました。
「オバケのQ太郎」の10数年後の世界にQ太郎が帰ってくる
って内容であの時子供だった主人公達は大人になり家庭も
持ってて「現実」をイヤと言う程、思い知らされる内容でした。

なんかそれ思い出して無性に寂しい気持ちになりましたな、、、

本当に魔法は人を幸せにしないのか?
答えはどっちだ?

、、、、これ続編出るのかな?
そこにいた魔法少女 ★★★★★
 魔法少女と言う言葉から通常連想されるモノを全て破壊し尽くすどえらい作品。途中で目を離す事が出来ず、むさぼる様に読んで一回だと絵が浮かばずすぐに読み返し。
 
 現実の中に少しの設定を混ぜ込むことで魔法少女がいるのが当たり前、しかも決して「いわゆる一般的イメージの魔法少女」のように綺麗な存在ではなく、のたうち糾弾され踏み付けられもする存在。彼女たちにとっては可愛さは魔法少女の付属物に過ぎず、世の中の汚い所を知り理解した上でなお自分の意志で生きている。一人の力では抗えない国家権力、理不尽な暴力。この様なモノをこれでもかと飲み尽くした上で物語は進む。
 
 アイコン、アイドルとしての魔法少女ではなく、「人として存在する魔法少女の言動」という肺腑をえぐり出したこの本に喝采。
こんな魔法少女を待っていた! ★★★★★
「まさに王道」
「2010年代の新たなスタンダード」
「お友達にもすすめてみよう」
「初心者にもやさしい」

などとは真逆の作品です。
描写はグロテスクで容赦がなくひどく嫌な気分になり、後味も良いとは言えませんでした。
しかし全体から魔法少女モノに対する愛を感じられ、グッとくるところもあります。
怪作にして快作であるといえましょう。