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赤毛のアン (こども世界名作童話)

価格: ¥840
カテゴリ: 単行本
ブランド: ポプラ社
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翻訳者しだい ★☆☆☆☆
外国作品は翻訳者次第で持ち味が変わるものだと痛感させられた作品。
私は、村岡、掛川、矢川、松本、その他色んなアンを読んできたけれど、これほどまでに違和感を感じた作品は初めてだった。

時代小説で町娘が「まじ?」と言うのを想像してみてほしい。
たとえばの話だが、夏目漱石の作品の登場人物の台詞が外国において、そんな表現で訳されていたら、まったく本来の持つ雰囲気と違うものになってしまうように思うし、それを読んだ外国の人は、漱石作品をどう思うだろうか。私たち、日本人が日本語で読むのとは違った受け止め方をするのではないだろうか。
いくら西洋の話とはいっても時代が時代だし、田舎とはいえ、アンの育った家はしっかりした教育、しつけされた家庭である設定のはずだ。
資料としては充実しているし、面白いが、どうも文体がなじめない。
やはり作者も女性、作品の主役も女性という作品だけに、男性では理解しがたいこともあるように思う。同性だから全て理解できるというわけではないが、違う性では理解しがたい面もあると思う。
翻訳者の姿勢、今までの人生で経験してきたこと、読んできた作品、文学的センスが翻訳にも反映されるのではないかと思う。
他の山本訳では男性が主役の作品を読んだことがあるが、こちらよりは読みやすかったように思う。
赤毛のアン (徳間アニメ絵本) ★★★★★
泣けます!!私はテレビの「赤毛のアン」を見ていたのでお話の内容は分かっていましたが、 思い出しながら読んでいて アンの言葉もマニラの言葉も本の中の絵もテレビで一緒で その時の映像が蘇ってきて 最後のほうは泣きながら何度も読み返しました。
テレビで放送されていた「赤毛のアン」が大好きだった方にお勧めです。
レヴューに疑問 ★★★★☆
何故、ここまで酷評されているのかが分からない。

これらのレヴューを読んだことで、購入を躊躇う人があるとすれば、本当に勿体ないと思う。
この本の資料的価値は、他の訳書とは一線を画している。

主な解説は、ドゥーディ、バリー、ジョーンズ女史らによるもの。

「赤毛のアン」の地理
プリンスエドワード島の入植者
孤児の例外アン
プリンスエドワード島の教育事情
庭と植物
手作り工芸品と家庭生活
食事の準備、料理、家の飾り
沈黙を破って
「赤毛のアン」における文学的言及と引用

モンゴメリによって引用されている詩も幾つか紹介されている。
写真や絵も興味深い。初版時の挿絵等も挿入されている。

確かに、「まじ」等と訳されている箇所も幾つかあるわけだが、そこはそっと、目を瞑って読んで頂きたい。大げさすぎず、現代的に、とても生き生きと話すアン・シャーリー像も新鮮ではある。勿論、貴族的で大げさな言葉を話すのがアンの魅力ではあるけれど、、、言われる程悪い訳文ではない。
いいです ★★★★★
この翻訳はいいです。村岡訳、松本訳、掛川訳ではつかめなかったこの作品の「叙述のよさ」とでもいうべきものがはじめて分かりました。「訳者後書き」を見るとこの訳者のこだわりが少し分かります。子どもに与える本というより大人が読む本としてはこれが最高です。
『赤毛のアン』入門 ★★★★☆
 『赤毛のアン』を初めて手にとる人のための本です。
というのも文庫版のため省略箇所が多々あるからです。
アンの成長に欠かせないミセス・アランが登場しないのは残念でした。
本書を読んで気に入った方はぜひとも完訳版を読まれることを強くお勧めします。
それはゆっくりゆっくりと時の経過があってアンは生きてくるからです。