最初は「ダサい」「ショボい」こんな感情があった。
ドラマの影響や、ありきたりで簡単に言えてしまうようなクサい歌詞。
そしてバンドのビジュアルやら何やらでも云々言われる。

そう、最初は本当に受け付けていなかった。好きでも無かった。
でも数年後、俺は自分に挫折して人生にあきらめてた。
ふとネット上で再びこの曲を聞き返したとき。

「あぁ、こんなにも良い曲だったんだ」

泣いてしまった。叫んでギターをかき鳴らすサンボマスターの曲に。
J-POP化しつつあるとか、レビューでは言われています。
でもバンドの本質は変わっていないのではないでしょうか。
彼らが歌うからこそこの歌はとても良い曲だと思えるのではないでしょうか。
別にクール系のバンドを批判しているわけではありません。
でも、今まで楽曲で泣いた事があるのはバラードだけだった。
でもこの曲を何度も聴けば聴くほど涙がこみ上げてくる。
この曲は「愛」をテーマにしているが、それ以外の感情もこみ上げてきた。
もうこれは聴いて感じるしかない。最初は微妙に感じても良く歌詞に耳を傾けて欲しい。
彼らの歌声を聴いて欲しい。それでも何も感じないようなら貴方にはサンボは向かないんだろう。
それは別に悪い事じゃない。音楽なんて形が無いんだから感じるしかない。素直に感じるしか。
でもこれだけは言える。人生の底辺に差し掛かったとき。俺はこの曲を聴いて感動した。
本当に素直な感動だった。気になるなら是非手に取って聴いて欲しいと思います。
俺は音楽の専門家でも無ければまして理論とかも分かりません。馬鹿です。
でもこんな馬鹿で無頓着な俺でも感動できた曲です。あぁ、明日も明後日も頑張ろう。

ドラマ版の電車男のＥＤテーマになるが、結構カラオケで熱唱するくらいはまった！！
詳しくは聴いてみなさい！！
これを聴くとカラオケで熱唱したくなるぜ！！！！！！！

ようやく同世代の語り部が出てきた。しかしメッセージだけではない、作曲も演奏も抜群に優れている。まさに三位一体である。サンボマスターは凄いバンドだ。

歌詞の一節にこうある。
「今までの過去なんてなかったかのように歌いだすんだぜ」
ちなみに「過去を忘れろ」というフレーズはサンボにしばしば出てくるメッセージである。こう叫ぶ山口隆の歌はどこまでも明るい。しかし単なる軽薄な明るさではない。苦悩を知った人の明るさだ。だからセンチメンタルで湿度の高い叙情的な歌詞しか書けないJ-POPミュージシャンとサンボは決定的に異なる。

ここまで人生を賛歌する楽曲を提供できるのは、多分今のところサンボマスターしかいないだろう。

サンボの曲は鬱屈した魂を解放させ、すべての人が「繋がっている」という幻想を体験させてくれる。僕は彼らのライブに行ったことないけど、多分物凄い盛り上がりだと思う。みんなと一つになるという愉悦。サンボの楽曲の魅力はそこにあると思う。「世界の中心で・・・」のＰＶの最後の場面なんてまさにそれを表現している。

人性の暗部に気付いたミュージシャンとして僕が思い浮かべるのは、中島みゆきと尾崎豊である。彼らの曲は一般的に「暗い」と言われる。しかし、「明るい」サンボの、そのメッセージは──人性の暗部に気付いたという点において──中島、尾崎の系譜に連なるものであると僕は思う。この「明るさ」というのが、僕ら世代の持ち味であるのなら嬉しい。でも、山口さんがいずれ「過去を忘れろ」と言えなくなった時、サンボの楽曲は暗くなってしまわないかと思ってしまう。

でも、どうあろうと走り抜けて欲しい。サンボの楽曲を通して、僕ら世代の語り部をずっと見守っていきたい。

最近、メッセージ性の皆無な邦楽にあって、強烈なまでにソウルフルに心に響くボーカル。ドラマ電車男の成功は、彼らのストレートでハングリーな「叫び」の影響も大きいと言える。

サンボマスターは泥臭いながらも、飾らない偽らない姿勢を他のアルバムでも実践している。その姿勢に僕らは共感と賛美を送りたい。外見重視で音楽聴く人にこそ言いたい。

「世界はそれをロックと呼ぶんだぜ」と。

えーと…ヴォーカルと音と歌詞なんですが、
「ウザイ(結構耐えられる)、ダサイ(結構なレベル)、痛い(シド過ぎる…)」と思います。
あまりに暑苦しい情熱っぽいものは感じますけど(熱中症になりそうだけど…)、
“オレは受けつけなかった”ですねぇ…